Mac Proの熱対策

まだまだ暑い日が続き、室温30℃の中で稼働しているMac Proのために、冷却ファンの制御ソフトの導入と内部清掃をしてみた。



このところの暑さのせいか、Mac機の温度が気になってしょうがない。PM G5やMac Proは大きな筐体で多くの冷却ファンなどで効果的に冷却できている方だと思うが、Appleの他の製品では熱に対して弱い傾向にあると思う。ノート・タイプやMac miniは顕著であるし、我が家にもあるAirMac ExtremeやADC-DVI変換器も長時間の稼働ではチンチンと熱くなっており、置いてある机のその部分もかなり熱くなっている。熱くなっていても機能が狂わなければ問題にはならないのだが、手で触って感じる温度が熱いとなると、これで良いのだろうか? という心配が先に立つ。
メーカーであるAppleではもちろん耐熱テストなどもして確認しているのだろうけど、なにかとデザイン優先のメーカーであるから、デザインのために性能ギリギリのところで商品化しているのではないか? という疑念もある。
ということで『Temperature Monitor』というフリーソフトでMac Pro内部の各部の温度を再度確認してみた。


このソフトではCPUも8コア毎に測定しており、3DCGのレンダリングなどのちょっと負荷の高い処理をすると、


軽く70℃を超えてしまう。確かCPUの上限温度は64℃と記憶していたが、このTemperature Monitorではそれが100℃となっている。それが正しいとすれば限界まではまだ余裕があることになり、その証拠か冷却ファンの回転数は1000rpmにもならないでいる。冷却ファンの制御は当然ある設定の基にコントロールされているのだから、この温度でこの回転数でも問題無いとしているのだろう。が、心配性ゆえにもっとファン回転数を上げて各部の温度を下げてほしい、と感じるようになった。限度内とは言え温度差が大きい範囲で繰返し稼動は決して良く無いハズだ。。

ということで、『Fan Control』というフリーソフトを使って冷却ファンの制御を試みる。このソフトは本来的にはMacBookなど冷却能力が低い機種など用のようだが、Intel版対応なのでMac Proでも使えた。
で、これで基本スピード(回転数)を1500rpmに設定して様子を見ると、


今までに無い回転数で各ファンが回り、負荷というかCPU温度に応じて回転数の変動も大きくなった。同時に温度の下落も顕著であり、多少の高負荷では45℃前後にコントロールされている。更に高負荷になるとファンの回転数は上がるワケだけど2000rpm以上にならなければ、ウルサイほどの騒音ではない。もっともこれはワガ家の環境では、という条件であり、ワガ室内の騒音の大部分はクーラー(窓取付けタイプ)の送風音。それが耳元近くにあるのでMac Proの騒音なんてかき消されている状態だ。
とりあえず、このアプリで冷却ファンを多めに回してこの暑さを乗り越えようと思う。

そしてこの際だからと、Mac Pro内部の清掃をして少しでも風通しを良くしようと考えた。それも以前の清掃より進歩させてCPUの冷却フィン・ユニットを取り外して徹底的にゴミの除去をする。
そのために冷却フィン・ユニットの取り外し方をWebで調べると、ドイツ語での分解ビデオがあり、何を言っているのか全く判らなかったが冷却フィン・ユニットは六角穴付きボルトで固定されている、と知った。他の情報ではトルクスのボルトであるとの記述もあったが、ワガMac Proでは対面幅3mmの六角穴付きボルトであった。
そこで近くの日曜大工店に行き、首下寸法の長い六角レンチを買い求めた。

 

首下150mmほどの長さが必要なところ、140mmくらいのしか無く仕方なく買ったものの、右側のメモリー・ケージが邪魔して使えず。。結局 Internet通販で探し求めて、手元に届くまで2日間ほど待つ事に。


今度のは首下200mmと余裕の長さである。対面3mmの細いモノであるから強いトルクをかけるとレンチ自体が捩じれてしまうけど、取外しには問題なかった。ちなみに緩められたボルトは座の部分にスプリングが入っており、冷却フィン・ユニット側にホールドされるので、ボルトが筐体内に落ちることはない。細かいことだが脱着する時にはアリガタイ配慮である。
実はこの冷却フィン・ユニットを取り外す手順で、右側にあるメモリー・ケージを先に取り外すと説明があったが、それはどうやっても取り外せなかった。説明ではファン・ユニットを内側にズラす、とあったが、ビクともしない。


それは後から判ったことだが、このファン・ユニットはアルミ枠に対して2ヶ所のツメがかかっていた。


ひとつは右側手前の下部。ここは全体をちょっと浮かせばなんとかなるか〜??


そしてもうひとつは奥のマザーボード側にある。ここにあると判ったとしても、これは外し難いかも〜。。


この冷却ファン・ユニットをズラせなくても、この4本のネジを取れば5mmほど冷却フィン・ユニットから離れるので、やり難いけどなんとかなる。


冷却フィン・ユニットを外して初めてみるCPU本体である。このバネ仕掛けのロックを外せばCPUは簡単に取り出せるという。そして冷却フィン・ユニットとの接点には得体の知れない銀色のグリスらしきモノ。素手で触れるのは躊躇したので定かではないが、きっと熱伝導率の高いペースト状の物質なのだろう。
そして冷却フィン・ユニットの取付ボルト用のガイド片もあるので再取付時も苦労なく取付けられる。

取り外した冷却フィン・ユニットをエア圧で掃除である。


見事までに絡まったゴミ。。いっそのこと、この前面にフィルターがあれば、それを取り外すだけで掃除できそうなのだが。。そういうことは想定されなかったのでしょうか〜。


して、一挙にゴミ除去。内部にはゴミが引っ掛かるような所も無さそうなので、次回の清掃ではこのフィンを取り外す必要も無いだろう。

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ファンもエアで奇麗に。。掃除といっても台所の換気扇ほどの手間は無いから、分解さえ出来れば後は鼻歌まじりである。


今回使った工具の全部。長いプラス・ドライバーは重宝する。ビス頭が小さいものが多いので精密ドライバー類も必要だ。


さぁ〜 これでハードもリフレッシュしたし、冷却ファンのコントロールもマニュアル的に多少弄れるし、一応というか初歩的な熱対策は完了。しばらくはまだ暑い日が続くようなので、これで不調なく乗り切れればOK。実は前回のメモリー未認識も熱の影響だったのか? とも思えて 取り外したメモリーを試しにいつか再度取付てみようと思う今日この頃。。

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