HONDAのウェブプラモ

HONDAの公式ウェブサイトの一角で『ウェブプラモ』と称して3DCGデータをフリーで配布している。以前にも利用したことがあるが、今回データをダウンロードして本格的に弄ってみた。



このサイトは結構古くからあり、ワタクシの記録では、ここで貰ったHONDA DAXのデータを使って、2000年3月にレンデリングしている。


当時のワタクシはSuperSevenのモデリングに夢中で、Shade製からmodoでOBJ修正したモノをPoserでレンダリングしていた。その時の絵にこれがあり、サクッと点景的に使った記憶がある。


品揃えも当時から変わっていないような気がする。バイク好きなら貴重な3DCGデータではないだろうか。で、当時ダウンロードしたデータをMacのHDDの中を探したのであるが、どこかに行ってしまい無かった。このデータはDXF形式で提供されており、OBJや他の形式に変換してマテリアルなどを新規に設定しないと、ただの形状データでしかないから、使えるデータにするまで練り上げないとならない。その手間をショートカットしようと昔のデータを探したのだった。


DXF形式をmodoで読込むと、一部のデータはこんな状態でまともに使えない。たぶんマテリアル情報を保たないDXF形式で違う色情報を区切るためにポリゴンで分割したのだと思う。


しかし読み込みでここまでイレギュラーになってしまっては、どうにもならない。この部分のデータは削除して元々のボディ面体に戻して(新規に面を張る)使うしかない。その昔にこんなことで苦労した記憶は無いので、ひょっとしてDXFのバージョンによる違いなのかもしれないが。。DXF形式って一時は3DCGデータ変換時の共通形式的に用いられたが今でもそうなのだろうか? その当時からバージョン違いでの変換精度にムラがあったけど。

とは言え、車系の3DCGデータがあるだけでも感謝しなければならない。有料ではあるけど『CGDATA BANK』でも日産のデータを扱わなくなった。


理由は判らないが、メーカー側との許諾がとれなくなったと思われる。車はまさに造形・デザインの商品であるから、その造形をコピーして例え3DCGのデータであっても使うことに許可が必要である。すなわち意匠権があるからである。その権利を固く解釈するか、販売促進的にエサ撒きとして利用するか、はメーカー側の考え1つであるが、通常は公的(法的)な権利は権利として管理すべきモノなのだろう。HONDAのウェブプラモの場合は、古い機種に限ってオープンしているのだと思う。

という諸事情がメーカー毎にあるけど、このHONDAのプラモはDXF形式によるデメリットはあるものの、データとして良くできている。
ダウンロードしたら、頂点の結合(マージというようであるが)は是非やっておこう。


よく知らないが、DXFではポリゴン毎に頂点を持って、同一位置の頂点も結合しないようである。だからmodoなどで極く近い所にある頂点を結合させると、一度に27,560もの頂点が除去されました、となる。
データとして良く出来ていると言ったのは、たぶん設計データそのものから情報を取出して3DCGデータ化していると思われるからだが、このDAXを開発・生産していた時期はまだCADも導入されたか、されつつある時期だろうから、CADデータから落としたとは考え難い。少なくとも現代の物理シュミレーションまでこなすCADは無かったハズ。その証拠に(これを証拠にするか〜??)、


一部データがメリ込んでいる。しかし、繰り返すが良く出来ているデータではある。


作り込みはもちろん目に見える範囲は全て実現しているし、元々のメーカーならではの造形の正確さである。
ところがどうしたことであろうか、このDAXのデータにはエキゾースト系のデータが無かった。仕方ない、無いモノは作るしかない。


というワケでエキゾースト・パイプを作り、そのインシュレーターもらしく作った。特にインシュレーターはパンチ抜きした穴まわりの歪みがアリアリと判るようモデリングした。Textureで実現する方法もあるが、モデリング自体が好きだから、ポリゴン数増えるの覚悟でヤッテみました。そこはかとなく自慢げであります。


などなど、後はUV展開してTexture作りが新規作業で、ヘッドランプやタイヤのブロックパターンなど作り上げて、ほぼ1日で完成。


まぁ〜DXFデータでポリゴンが反転していたり、破綻している部分も多く、全てを修正していたら時間はもっとかかるけど、モデリングもある部分割り切っても、ソコソコの出来で、Textureを付ければ立派に使えるモノになります、です。新規で作ったエキゾーストが今見れば、細すぎる感もあるけど、いろんなパターンがあるDAXのようだから、これはまさにオリジナルということで。


ということで、その昔、熱心だったSuperSevenと一緒に。背景データはred viperさんの『Sunny backyard』です。
『誰よ! ちっちゃいくせに、一丁前に!!』と言った図。

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