ブレーキ鳴き対処、その2

だいぶ涼しくなってきた今日この頃、前回のリベンジで今回は本格的にパッドの脱着を行って、シムに新しいグリス塗布をした。やってみれば難しい作業ではないが、なにせブレーキである。間違わないよう入念に下調べをして臨んだ。。



まずはディスクブレーキの構成から確認しよう。


ステージア( M35 後期)のフロントブレーキ型式はCLZ25VDと言われる。『1』がトルクメンバーと言いサスペンション側に固定され、ブレーキの制動力を全面的に受ける部品である。この部品の脱着は(素人は)行わない方が良い。パッドの脱着であればこれを外す必要は無く、『2』のシリンダーボディのボルトを1本外し、もう1本は緩める程度で済む。上図の赤いラインの左手側にあるボルトである。


矢印部にあるそのボルトを外し、上のボルトを回転中心にして、シリンダーボディを上方に回転させる。これでブレーキ・パッドは丸見えになる。トルクメンバー側にはラバーブーツが被ったボルト状の物が残るが、これはスライドピンと呼ばれ、シリンダーボディがスラスト方向 (軸方向) に動けるようにする部品である。ピストンが片側にしか無いディスクブレーキの場合、これによってブレーキパッドに内側・外側均等に力がかかるよう工夫されている。
このスライドピンの頭に、シリンダーボディ固定用の2本のボルトがかかっているだけであるから、下のボルトを外し、上のボルトを緩めたら、少々の力任せでシリンダーボディを回転させれば良い。


パッドを取り外すのは、黄ペン (黄色ペイント) されたこの部分を引っ張る。これでパッドが取り外せる。

さて、取り外したパッドをまずは清掃である。市販のパーツクリーナーで油などを奇麗に取り除くのが無難であろう。


シムとシムカバーをこれで洗う。すでに3年を過ぎた状態ではグリスらしき粘着性のある油分は感じられない。黒く固着したカスみたいな汚れであった。ここで内側と外側のパッドのシム・シムカバー形状が違うことが判った。


これは外側。上から、『パッド』、『シム』、『シムカバー』である。


これが内側。『シムカバー』のピストン当たり部の跡がなんだか痛々しい。メーカーの指示によれば、矢印部の切り欠位置に注意せよ、であったが、間違えようも無い組立しかできないハズであるが。。


グリスは『シム』とパッドとの間 (矢印) に塗布する。『シム』と『シムカバー』の間には塗布の指示は無い。指示の無い事をやる理由もないし、要らぬことをするリスクもあろうから、その指示に従う。『シム』と『シムカバー』はこのようにパッドに対してツメが合うようにしか組立たない。


ピストンの当たり部はこのように円周部のみとなっている。これはピストン径の幅の寸法で均等にパッドに当たる工夫のように思われるが、中が空洞になっていることで、これが共鳴箱になって音が拡大される原因かも。。
てな事を思いつつ、新しいグリス・アップも終わり、組立である。


組立は分解の逆手順であるが、この矢印部の細いツメをパッド側の『ツマミ』部に入れておく。まぁ〜、忘れたとしても、このツメが出っ張っていることで気付くであろうが。。
そしてシリンダーボディを元の位置に収めるのであるが、分解した時とは微妙にパッド間寸法が違うのか、ピストンが自然にせり出してしまうのか、スンナリとは嵌らない。そこで予てから用意していたツールを使う場面になる。


何と言う名称か忘れてしまったが、ピストンを押し縮めるツールである。これを使わずとも要はピストンを押し込めれば良いのだが、あると重宝するツールである。何の無理もなく、部品を痛めることもなく力もいらず作業はスムースに進む。

といった作業であったが、その効果は現時点 『判らず』 である。冷間時のバックする時のみのブレーキ鳴きであり、直前ではないが、1時間半前くらいに動かした状態なので現象が出ない環境であるのかもしれないから。。そんなワケで今日は右前輪のみの作業でとりあえず終了。あとは現象の再発が確認されれば、左側も実行、である。
涼しくなったとはいえ、今日も『ヤブ蚊』による2ヶ所の負傷。いつまで居る しつこいヤブ蚊メ !!

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