DAZ studio弄り その2

DAZ studio弄り、まずは順調に第2弾です。今回はライティングの考察、レンダリングエンジンのIrayの特徴でもある『Environment (環境・(光))』を使ったライティングに挑戦。そこで気になったところを理解するまで弄ってみた。

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3DCGをやる上での3要素だと思っている要素は、『造形』・『質感』・『照明』ですが、最終的に2次元で記録しておく時に重要なのは『照明』による立体感だと考えています。端的な例として写真表現の良し悪しに通じるところと同じです。この照明は3DCGの中でもそれこそ種々なライトを効果的に配置して、うまく表現するセオリーやテクニックやらその応用があります。その中でも色々とライトを配置せずともリアルな表現にする方法が備えられているのです。

160311_01RenderSetting

レンダー・セッティングの中に『Environment』があり、そのモード選択に4種類。今回はその中の『Sun-Sky Only』のモードでの話です。
このモードでは、新たなライトを何も追加せずとも、まさにリアルな屋外でのシーンで主に使えるライティングがこれだけで実現されます。このモードにあるパラメーターを見ると、

160311_02Def

太陽の当たる場所(緯度・経度)と年月日、時間を設定するパラメーターがあります。ここで最初に弄ったのは緯度(Latitude)と経度(Longitude)を日本にすること。日本の緯度は35°と記憶しているので、デフォルト値の40.76は違う場所だと直感したからだ。日本の緯度経度の原点という場所があり、それは東京都港区麻布台とのこと。その場所の緯度は35°39'29" (35.658055)、経度は139°44'29" (139.7439) とのことだったので、その数値に変更してレンダリングしてみた。

160311_03UTC61800

結果はこの通りで太陽光が当たり顔に陰影が付き、らしい感じが一発で得られる。
が、ここでちょっと疑問が。。時間設定は午後の6時である。それなのに顔の左側(こちらから見ると右側)から光が当たっている。夕方の時間なら太陽光は左側になるハズだけど。。
ならば『UTC』の値を該当する緯度・経度と合わすのかな? と。(UTC とは協定世界時と言われ、世界の時間帯の区分け) 日本はUTCでは『+9』であるが、この値を色々いじると、

160311_031Faces

これは緯度経度と時間はデフォルト値にして、UTCの値を-6〜+9に変えてみたものだ。-6の時は左側から光が当っているので夕方6時と合ってるし、0のところでは18時の6時間前ということだから正午の太陽が真上に来た状態だ。で日本の+9の場所では真っ黒で夜だと言うこと?。ここでこれらのパラメータ値をどうすれば日本の場所で日本の時間でのセットができるのか? 興味が湧いた。
別にレンダリングするのに同じ地球上で日本に拘ることもないのだけど、よく建築系のCADやCGソフトで地域と月日、時間を入力して日当たりや影を算出するものにちょっと興味があったので、それと同じようなことをしてみようと思ったまで。

160311_04Sundial

こんな日時計を制作してみた。インターネットで日時計の作り方を学び、自国の補正済み角度の画像も手に入れモデルにしたものだ。これを緯度経度を日本の位置、時間は午後6時、UTCは-6 としてレンダリングした結果が上画像で、約午前の9時を示している。
ということは前記の顔画像は午前9時の時間であるから、右側からの光となっているのだ。この時差は15時間となる。
では緯度経度のデフォルト値である40.76426、-111.8972 はどの場所かGoogleで調べてみると、

160311_05DAZ

DAZ社の場所であることが判った。まぁ〜どこかの場所を設定しておくのに、自社の場所にしておくのは自然だね。
ということは、デフォルト値ではDAZ社の場所での、そこの時間での設定ということだから、緯度経度を日本の原点にし、UTCの値を日本がある地域の+9 にすれば、時間のパラメーター値はそこでの時間で計算するということだろう。

160311_06SunDial_All

例の日時計で確認をしてみる。午前7時、午前11時、正午、午後3時、午後5時半、と時間を追ってみる。ご覧のように光の強さも変化しているようだ。
まとめてみると、

Latitude (緯度) = デフォルト値40.76426 ----------日本にする場合 35.6580
Longitude(経度)=デフォルト値-111.8972 ---------日本にする場合 139.7439
SS Time ======デフォルト値 午後6:00
SS UTC (hrs) ==デフォルト値 -6 ---------------------日本にする場合 +9

このデフォルト値がDAZ社での場所、時間であり、これを日本の場所、時間にするには緯度経度とUTC値を+9 に設定する、ことで実現できる。ただしSS Timeの値を変更するのが不安定であった。数値変更をしても元に戻ってしまうとか、アップダウンのボタンに反応しなかったりと思う通りにならないのである。しかもよく見るとDAZ studioは英語版のみなハズなのに、『午後』と日本語表示になっている!! これはこれは時間設定をパソコン側からも取得しようと言うプログラムか? して2バイト表示になり、そこで妙な作動になってる?? 今後を考えると面倒なので、上記の5種類の時刻設定をプリセットとして保存しておいた。

160311_07amFace
午前中の顔

160311_08dayFace
お昼の顔

160311_09pmFace
午後の顔

このEnvironmentで環境光を設定した上で任意のライトを追加する場合、そのライトの強さ(Intensity)は相当高値(100%の何十倍も)にしないとそのライトの効果は出なさそうである。
このSun-Sky OnlyモードでもDomeを表示するかしないかのパラメーターがあるが、期待する雲がある空の模様ではなかった。それを期待するには『Dome』が含まれるモードにしないとならないようだが、備え付けられた画像は1種類しかなさそうである。ちょっとその『Dome Only』も試してみた。いわゆるIBLであったが、PoserのIBL設定よりはもっと強烈に光として反映している感じで良さげであった。ライティングではまだまだ多種のテクニックもあり、DAZでのそのテクニックを短時間で習得するには歳をとり過ぎた。しばらくノラリクラリで楽しむとしよう。

160311_10Finish

とりあえず、良さげな光の当たり具合でレンダリングしてみたが、鼻すじの辺りのSSS(Sub Surface Scattering)が効き過ぎてるのか? 鼻が赤い(笑)。ここにきてモデルのMamiの眉の色をもうすこし濃くしようとSkin画像を加工してみたが、変なことになり挫折している。やっぱ簡単ではないのね〜、進化している技術をコントロールするって〜のは。。

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