最後の購入品

iPod車載化計画の最後の仕上げに使う材料が揃った。ウォールナットとRCAパラレルプラグである。


まずウォールナットであるが、よく聞く銘木であると思う。業界(材木の)的には『杢』(もく、と読む)と言って、その板目が美しい木材のことを言うようだ。車でも昔から高級車の内装に、このような見た目の美しい木材の木目を使っていた。いや今でも木目をアクセントに使う例は多い。が、大半のものはムクではなく、基台に0.3mm厚ほどのスライスした木目を貼付けたものを本木目と言って、本物の木ですよ、としている。確かに印刷した木目調プリントよりは、わずか0.3mmと言えどもメに深みがある。また必要なら、その厚さでも1〜2回のカンナかけも可能だという。

今回ワタクシは、本当にムクの木でiPodを置く台を作りたかった。Internetで木を売っているところを探し、府中家具工業協同組合が運営する
府中家具.comに注文した。ここでは『杢』を希望の寸法にカットして販売もしており、今回は150x160x15mmの寸法を指定して発注した。その寸法にすべく、板幅方向に2枚を貼り合わせて指定寸法にする、という。


ちょっと見の範囲では、これが2枚貼り合わせた板目には見えない。貼り合わせるために板目もきちんと合わせて加工しているのだ。その断面部を見ると判る。


ここ(矢印部)で貼り合わせている。きっと家具など大きな面が必要な部分に、このように貼り合わせる必要から熟練してきた技なのだろう。感心してしまった。
これをコンソールボックスに収めるべく、端部を少し加工して、オイルを塗ればもっと栄える色・艶となり、高級感も生まれてくるだろう。クリア塗装してしまうか、ちょっと考えものである。テカテカ感は出るのだろうけどキズも目立つようになるだろうし。。まっ それはオイルを塗った後で、もう一度考えよう。。

次はRCA端子の二又だ。iPodからの映像をナビ画面に映すためには、Harman drive+play経由で無く、直接TVチューナーへ入れる必要がある。ためにiPodからの出力ケーブルを2系統持たせるために、このパラレルプラグが必要になった。
購入したモノはaudio-technica製である。これもInternet発注である。


全身 金メッキ仕様(純金かはアヤシイ)のキラキラ物ではある。これはコンソールボックスの二重床の下に隠れてしまうので、イヤラしくはならないだろう。

ということで、最終仕上げに必要な材料はこれで全部揃った。

ここで費用の検証であるが、特に『杢』の費用についてである。この『杢』を入手するのにかかった総費用は、¥1,506である。この絶対金額自体は特に高いという範囲ではない。問題は、この『杢』自体の単価は¥561であり、残りは送料(宅配便)¥630、代引き手数料¥315という内訳である。約2/3ほどが直接商品とは関係ない費用となる。

さて、これは高い買物となるのだろうか。。経済的観念から言えば商品価値の3倍ほどの出費となったワケであるから、割が悪いと言えるが、これを横浜の東急ハンズで買おうとした場合、そこへ行くまでの交通費を加算すれば、そんなに変わらない支出になる。ましてやこれを販売している広島県の府中に出向いて購入することと比べれば(無謀な仮定であるが)、当然宅配便の方が安い。しかも買うと決めてから発注するまでは、机に向かって座っているだけのほんの数分、商品が到着するまでの間は、他にすべきことに費やせる。

すなわち時間をお金で買ったとしても、支払った金額は安いのである。ものは考え様であるが、必ずしも絶対金額のみで判断することでは無い。その行為にかける自分の時間に置き換えることで、各種手数料の費用の価値を判断すれば良いのでは?
今回の場合は加えて、良い材料を自分で加工するという楽しみも得られるので、それはお金に代えられない。。

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