大丈夫か? Apple

最近のAppleが出す製品について考察した結果、昔からのAppleファンが同じ感触を持っているようなので、ここにワタクシなりの感じていることを述べようと思う。Appleはそのデザインの良さで人を魅了している部分が大きいが、最近の製品にはそのデザインに疑問符が付くケースも多い。それと合わせてMacOSなどソフトの部分でも気になる点があるのだ。

151231_Title



最近のAppleのデザインで取りざたされているのは『Magic Mouse 2』と『iPhone 6s Smart Battery Case』だ。まずマウスの方はバッテリーが取り外し不可の内臓バッテリーになり、その充電用にLightningコネクターがマウスの腹面にあることだ。これにより充電中はマウスが使えない仕様になってしまう。マウスを使用中にバッテリーが急に無くなって作動しなくなるケースは無いだろうから、バッテリー残量が少なくなっても、使用を続け、使わなくなった時点で充電を始める、で実害は無いとは思う。でもその仕様は元のデザインを変更したく無い、からか生産コストを大幅に上げないことからの判断ではないだろうか?と勘ぐられのである。しかし内臓バッテリーになった分、それなりにコストは上がり価格は1万円ほどである。今までのマウスは確か6800円だったと記憶しているから、1.4倍ほどの価格になっている。充電可能なバッテリー内臓だからトータルコスト的には同じだろう、という意見もあろうが、ワタクシは充電式乾電池(古い言い方か? エネループである)を使っているので、使い捨ての電源ではない。このエネループのストックはたくさんあるので、マウスの電池残量が少なくなってきたなら、別のエネループに交換すればタイムロスもほとんど無い。
何よりも内臓バッテリーで交換不能というスペックにすると、バッテリーがダメになったら新品を買え、という発想であるから供給側の都合良い考え方と映ってしまう。そして皆さんが指摘しているように、充電するのにマウスの腹を見せる格好がAppleらしく無い、と言うスマートさが感じられないデザインである。
このAppleらしい、という定義は何だろうかという点は曖昧である。けど今までのAppleのデザインは何らかの必然性があり新しさをも表現していたと思う。そう感じられたからこそデザインが良いという雰囲気に満たされてきたのでは無いか。そのデザインの意図を自ら発言しなければならなくなったのが『Smart Battery Case』だ。バッテリー部分がポッコリと盛り上がったデザインは工夫が無い、との評判。それはiPhoneを嵌めるためには厚さを薄くしなければならないからだ、とAppleのトップ自らが説明をした。要は必然的なデザインであると。。この説明を聞いた時にはガッカリした。かぶせるに必要なケースの厚さ(薄さ)を確保するのに、これが最善の形状だった、とは到底思えないからだ。何よりもそのデザインの良否を判断するより、必要な機能を確保するためだった、という判断が勝った点でガッカリだった。

などなど、デザインという見た目で優劣が判定される事例であるが、我々アップル・ファンとしては、設計思想が優れているがために、必然的に研ぎ澄まされた形状になった、という思想が形作る結果としてのデザインをAppleに求めていたとも思える。なかなか端的には表現できていないが、求める物と結果がズレているという実感がある。

さて、本題の部分はこれからであるが、MacOSの最新版であるEl Capitan (エル キャピタン)にして2ヶ月ばかりが過ぎた。

151231_HDD

いつものように、新しいOSを単独のHDDボリュームとして立ち上げ、作動しないアプリを確認しながらの移行であった。今回のOSでは3DCGソフトのPoserが起動できない、というワタクシとしては痛い状況になり実稼働も遅れたのであるが、しばらくしてのアップデートでその不都合も解消された。簡単に言うとアドオン・ソフトに関わる適合性の欠如だったようで、Poser以外でもミュージック系のアドオンがインストールされているとダメだったよう。なんか周りへの気配りが足りなかった感じである。
このOSになってから違和感があった一つに、Safariのサイドバーの幅がSafariを立ち上げる度にデフオルトの幅に戻ってしまう現象だ。

151231_Side-Wide

例えば、これだけ広げた幅にしてタイトルが全部読めるようにしても、一旦Safariを終了するか、新しいファイルを開くかすると、

151231_Side-Normal

デフォルトのこの幅に戻ってしまうのだ。確か以前のOSでは直前の状態を記憶しており、次に開いた場合ではその以前の状態で開いたハズである。別にそれが便利か? と問われれば絶対にそうでなくては困る、という範疇ではないが、単純に今まで出来ていて、今度は何故できないの? という範囲ではある。
だがこの現象は今の最新アップデートでは直っている。いやいやいつの間にか直っていた、というのが実情。ひょっとしたらワタクシの環境のみでの現象かもしれない。というのも、外付けのHDDでのボリュームであるから、OSの立ち上がり、Safariの立ち上がりにはすごく時間がかかる。HDDの起動からアクセスが一旦止まるまでの時間は5分くらいもかかる。その途中でSafariなどアプリを立ち上げると、途中をすっ飛ばして作動する気もする。そんなことが理論的にあるのか判らないが、ワタクシの判る範囲での検証もしていないので『感じ』だけである。

もっとはっきり今までとの違いは、『ファイルの保存』に関する部分である。AppleのスイーツアプリのNumbersを使う機会が多いのであるが、今までのNumbersでは既存のファイルに追記したりと前のファイルと内容が違っても、あえてファイルの保存をしなくても最新状態で保存されていた。いや!! 保存というコマンド自体が無かったか!!?? (もう既にちょっと昔の事は記憶に留まらない歳頃)
それが明確に保存というコマンドを実行しないとコーションが出るのである。

151231_Save

この画像はプレビューを使った時の場合であるが、Numbersも同じコーションである。このプレビューではあるファイルをこれで開いて、例えば画像のサイズを確認しただけで(すなわちファイルの内容を変更していない状態)保存のコマンドを選択しないで終了するとこのコーションが出る。
これらの変化、今までは保存という操作を極力自動化しているように思えたのが、ちょっとしたことでも保存せよ、と強要してくる感じで態度が180度変化したと思える。

さてさて、今までから変化した点を指摘してきたが、Appleには以前からあまり変わっていないことの一つに、作り出したアプリを育てない、という悪癖がある(とワタクシが勝手に決めつけ)。
端的に例を挙げるとすればiWorkから始まったスイーツ・アプリである。Numbersの機能アップやブラッシュアップはほとんど無い。Excelと対等に渡り合えとは言わないが、改善は力となるハズである。にもかかわらず放りぱなし状態。立ち上げた後は労力を注がないのであろうか?
そう言えばApple Mapもまだパッとしない状態に見える。最初の状態が酷すぎたので、だいぶ良くなったとの評価もあるが、『日本の地図』としてみるとワタクシ的にはまだ落第点である。

151231_AppleMap

ここは首都圏のある部分であるが、鉄道の線がほとんど判別できない。場所を特定するのには地名を知るのが一番だが、その場所が『どの辺か』を知るには日本の首都圏では駅を目印にすることが多いと思う。あの駅のどっち側か、あの線路の近くか遠くか、などとランドマークを駅にして判断している。Appleのマップでは線路自体が良く見えない(交通機関モードにしてもまだ弱い)。

151231_GoogleMap

ほぼ同じ場所をGoogleMapにしてみるとこうである。線路と主要駅がはっきりと分かる。
この差は何なのか? 地図をどう使うのか、今までどう使って来たのか? などその地域の地図に対する特性というものを加味しているか、の差と思える。Appleの地図は日本の国土地理院が定めた地図記号は一切無視である。

151231_KOBAN

例えば交番の記号はシェリフ(保安官)のバッジ・マークである。別にそれら記号で判断するより名称の方でわかるから実害もないのだが。日本で通用するだろうとの思い込みでしかない。どこへ行くにも車が基本のアメリカである。地図の第一要素は道路だとしているのであろう。その道路よりはるかに幅が広い線路は1本の細い線で書き表している。目立たない=利用価値は低い、との感覚なのか?
日本の企業が地図データを揃えたとしても、それを統一的なAppleの地図として表現する主体はAppleが行っているハズである。同じアメリカの企業であるGoogleの地図が日本人に違和感なく表現できているのに、Appleは出来ていない。その差は大きい。
別に同じになる必要もないけど、人にとって使い易いものを提供することを目指しているのではないかApple ?

BlogTopへ戻る