生け垣を作る

主にPoserで遊んでいる身として、屋外のシーンを構成する際に自然界の背景などが必要になる。完全に背景だけが必要な場合は、Back dropと言われる背景写真などを貼付けた面を配置すれば良いのだが、Figureの周りに配置したい樹木などの場合、なかなか適当なモノが無い。



3DCGで自然界を表現するには、それ専用のソフトがある。『Vue』や『Bryce』などがメジャーであり、ワタクシも『Vue』は持ってはいる。『Poser』との連携も可能であるので、自然の中でのシーンにPoser Figureを配置するには、この『Vue』を使ってきた。
いつだか、その『Vue』用の有料データを購入する際、OBJデータにも変換できるタイプのデータを購入しようとしたのだが、何故かそのタイプは購入できず『Vue』専用データしか入手できなかった。OBJ変換できるタイプはVue専用タイプより高額であり、しっかりその金額がチャージされてしまった。Vue専用データ分の金額が引き落とされ、残額分はチャージされただけなのでその店に留保されている状態だ。どうもこのシステムは合点がいかない。
またいつかその店でモノを購入しないと、チャージ分の金額が戻ってこない気がして。。

そこで購入したモノはこれ。


Hedgeと言われる『生け垣』のデータである。
植物はいろんな種類があり、3DCGでFigureの周りに配置し、それなりに植物としての存在感というか細部まで画面に入る種類として『生け垣』を選んだワケ。

という前段があり、『生け垣』を自分でモデリングしようと考えた。この『Vue』上にPoser Figureを持ってくれば済むのであるが、例えば自作のPoserデータなどでは、『Vue』上で完璧にはそのマテリアルが反映されないこともある。調整によって可能なのかもしれないが、手間でもあり、できればPoser上で完結させたい。もちろん『Vue』の大気やレンタリングも魅力的ではあるのだが、やはりここはFigure=人間中心のPoserの舞台で究めてみたいと、背伸びをしてスキル・アップにも努めたい。。

で、『生け垣』のモデリングである。できればローポリで済ませたいと考え、最初は『生け垣』の外形を単純な形状で作り、それにUVマッピングなどで済ませられないかやってみた。


二重構造でポリゴンを配置したり、ディスプレイスメントを追加したりしたが、イマイチいやイマニ。。


まぁ〜、textureが適当であったからかもしれないが、やはりどこか平面的である。遠景用には使えるかもしれないが、当初予定のFigureのそばに配置するには幻滅である。
そこで早々にローポリでの制作は諦め、メンドウだが葉と枝をひとつづつポリゴン化することにする。
先の『Vue』用データの『Hedge』モデルを観察すると、どうみても葉っぱ一枚一枚をポリゴンで表現しており、総ポリゴン数は約50,000ポリゴンにもなっている。30,000〜40,000ポリゴンで出来れば良いところか。。



この形状を八角柱から作り出す。実際の植物を観察したり、Webで調べ上げると、植物といえども生きるための知恵を持っていると感じる。例えば葉っぱの生え方ひとつを見ても、全ての葉が太陽の光を受けるべく、互いが相手に影を落とさないよう配置している、とか。さすが何億年もそのDNAが継承されてきて進化しているのだ。
この形状をひとつの素材として、これをコピーしまくって『生け垣』の形状を形作る。この状態でのポリゴン数は、


73ポリゴン。目標3〜4万ポリゴンとすれば、480個くらいのコピー数の予定。
もちろん単にコピーしただけであると、規則的に並ぶだけであるから、一つ一つの角度を変えたり凹凸をつけた配置にする。これまた根気勝負である。さらには隣同士の葉っぱが干渉しないよう微調整も必要だ。



この作業、まことに地道でかつ細心の注意をはらうことになった。コピー数が増えるにつれ、葉の干渉チェックなども目が行き届かない。スクリプトなどを自分で作れるのならランダムに並べることも出来そうだが、残念ながら今の自分には。。ただただ手動で根気である。


どうにかここまでコピーを重ねた。いい加減 根気負けの状態。これでポリゴン数は、


3万弱である。
とりあえずこの状態でPoserに持ち込む。本当はtextureも貼らねばならないのだが、それは後にして様子見である。


う〜ん、、まだどこか規則的に葉が並んでいる。葉の密度も若干足らない。。やはり4万ポリゴン近くまで増やさないと『らしく』ないか〜。
モデルとした実際の生け垣を見直すと、


ひとつの枝に生える葉っぱは、枝の下の方まで生えている。それがひとつの房となり個別に突き出ている感じだ。
さて、もっとチューニングして立派な『生け垣』を作るとしよう。根気、根気だ〜っ。

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