iCloudしてみる

iPhone4Sで賑わっている最中だが、まだ入手のメドも無いところで、iPhone4S活用の要にもなるであろう『iCloud』を導入し、利用できるiPad2で予行演習をしてみた。

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『iCloud』って何だ? は『Mobile Me』を使っていた身としては、多少は経験値を含めて理解しているつもりだったが、いろいろと我が環境と照らし合わせると混乱が起きたのも事実。混乱の元は『iOS5とLion』という環境でこそ真価を発揮する仕組みだから。それとその仕組みに対応したアプリがあってスンナリと作動するのである。
が、我が環境は『iOS5とLion』はあるけど、同時に古いOSも混在する。そこに『iCloud』という仲介者が入るワケで、なんとかうまく仲介してくださいな、となる。もう少し具体的に環境を書き表せば、
   Mac mini==OSはSnowLeopard ←(ペアレント)←
iPad2==OSをiOS5にアップ
   MacPro==OSはSnowLeopardと、
Lion ←(ペアレント予定)← iPhone4S
といった具合で、Mac側はまだSnowLeopardがメインの状態。そこにiPhone4Sが加われば、こちらは全面的にiOS5サイドとなる。従ってMac側も『iCloud』に追従していないと都合悪いのである。
しかし『iCloud』のSnowLeopard対応は見送られワケで、この先 後追いで古いOSに対応する予定もないだろう。ではSnowLeopardで『iCloud』が使えないか? というと必ずしもそうでないので、少しの混乱というか残念さが残ってしまうのである。

何はともあれ、『iCloud』の導入である。そのためにはLionを最新版の『10.7.2』にしておく。

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同時に『iOS』もiPad2用にアップデートするので、iTunesも10.5にアップである。

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で、OSを10.7.2にアップデート完了すると、画面にはさっそくこのiCloudのダイアログが現れて『iCloudに移行』を促される。もっともこれはすでに『MobileMe』と契約しているワガ身であるから、こう出て来たのかもしれない。いままでのMobileMeに有って、iCloudに移行することで引き継げない機能もあるれど、来年まで存在するとはいえ、風前の灯状態のMobileMeである、もはやこれまで、と諦めた方が精神的によろしい。

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で、移行を開始しようとすると、このコーションが出て、先にデバイスの方をアップグレードした方が良さそう。ということはiPad2をiOS5にする作業を先に行う。このためにiPad2のペアレント先であるMac miniと接続してiTunes経由のアップグレードである。iOS5配布スタートの12日はAppleのサーバーが負荷オーバーになったようで不具合があったり、長時間かかったようだけど、15分程度で完了した。

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さて、デバイスの方は完了したので、Mac ProのLionに戻って、iCloudの移行を進める。って、これに接続する予定もないデバイス(=iPad2)を先にアップグレードしておく意味ってあるんでしょうか? とりあえず、言われたまま動いただけですけど。。

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ほどなくして、移行も問題なく完了した。さて『iCloud』ってどう使うの? 起動するのにどのアイコンをクリックすれば良いの? と頭の中は暗中模索になったが、この『icloud.comへアクセス』ボタンを押す。

111016_Safari-iCloud

と、(ログイン画面があったかな?) Safariが起動してこの画面に。ここでようやく気が付きました、なんだ〜インターネット経由で『iCloud』があるサーバーに接続するワケか〜。。『MobileMe』と同じね〜。。もちろん考えるまでもなく、そうであったが、新しい仕組みだと考え過ぎていた。これならブラウザでここにアクセスさえできれば(=iCloud=AppleIDを入力すれば) どこに居てもここにある『メール、コンタクト・住所録、カレンダー、iWorkの書類』を見たり、それにiPhone、ipadを探すことが出来るワケだ。ちなみにここのURLは『http://www.icloud.com/』で、最初にID、パス要求の画面になる。
さて、重要なのはこれから先のことである。このiCloud機能を効果的かつ効率的に使うには、この機能に対応したアプリが必要となる。その機能を持つアプリはとりあえずApple純正のiWorkスイーツである。ワタクシはこの内の『pages』と『Numbers』をiPad2用にAppStoreで購入していたから、そこからアップデートした。

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これを使ってiPad2で作成し、『pages』であれば画面左上の『書類』ボタン、『Numbers』であれば『スプレットシート』ボタンを押せば、iCloudに同じものが飛んでいくのである。iOSは『保存』という概念は無いので記述が終わった、という作法的にこれらのボタン操作をすることだと思う。
しばらくしてブラウザでiCloudの中身を覗いてみると、

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確かにiPad2で作成したファイルがあった。だけど『MobileMe』もそうだったけど、Mac側でここの見たいファイルの内容を見る・確認するには、このブラウザに現れたファイルをダウンロードしなければならない。これはどうにか改善できないものか。。ちょっと内容を確認するだけなのに、その場でクイックビューみたいにならないものか。。
そしてこの『iCloud』では任意のファイルをやりとりというか、どこかにある『iCloudという名のボリューム』に何でも放り込んで保存するものだと思っていたが、実はどんなファイルでも、ではなくiWorkにあるKeynote、Pages、Numbersのファイルに限られることに気付く。それはこの『iCloud』という仕組みに対応したアプリがまだこれしか無いということなのだろう。とりあえずこの3つのアプリでも、ブラウザでアクセスし、あるファイルをダウンロードする際には、デフォルトのファイル形式の他に、PDFやOfficeスイーツの形式に変換してダウンロードできるので、出先の任意のパソコンからのアクセスでも何とかなるケースが多いだろう。
と、思っていたら、画像・映像のファイルはどうなる? と疑問が出る。iPadやiPhone(4 , 4S)で撮影した画像は(映像はどうなるのか不明)、『フォトストリーム』というデレクトリーにまとめられ、そこにある画像は『iCloud』に送られるようである。して、それをMacで見るには、『iPhoto (ver9.2〜)』で見ることになる。

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MacOSのLionにあるiPhotoを開くと、このようなフォトストリームのカテゴリーがあり、これを選択することでiPadやiPhoneで撮った画像がここで見られる。ところが、同じiPhotoのバージョンであっても、また同じMacOSのSnowLeopard上のiPhotoであっても、Mac miniのiPhotoではこのフォトストリームというカテゴリーは現れず、見ることはできなかった。がLionものるMac ProのSnowLeopardでのiPhotoではiCloudにある画像が見れたのである。

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LionのiPhotoのようにフォトストリームというカテゴリーは現れていないが、イベントの1つに『2011年10月のフォトストリーム』として出て来た。iPad2側で追加した画像も、かなりの時間差はあったが、同じようにこのイベントに追加された。同じSnowLeopard上の同じバージョンのiPhotoで、この違いは何なんだろう。このイベントが現れたMacProのSnowLeopard上のiPhotoは別ボリュームにLionがインストールされているので、ひょっとしてひとつの機械に2つのMacOS搭載が原因でイレギュラーが発生しているのかもしれない。SnowLeopardではiCloud経由の画像共有はダメなのが正解かも。とするとブラウザで共有できていることと、対応アプリでないと(この場合iPhoto)共有できないファイルがあることになり、『夢のiCloud』のバラ色が急速に『なんだiCloud』という白黒に見えてきてしまった。
iOS用のアプリは急いでiCloud対応を揃えたにしろ、Mac用のアプリはまだ何も無い状態。

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まだ『iWork.com』の名前のままである。iWork.comも正式版になった? そんな案内も記憶にないから、その内全部が統合されたiCloudになって今に至ったのだろう。そして有料のクセに、全く信頼性もなく単に複数Mac達の同調にしか使えなかった『MobileMe』を引っ込めて、これからのクラウド時代を定着させようとしているのだから、広く整合性を保つのはこれからだとも思う。ここはひとつSnowLeopardでもiCloud対応を図ってもらいたいところであるが、過去の資産が負債に変質する前に切り捨てるのがApple流かな〜。そう考えるとLionに早く全面移行して前に進むしか道はないのである。

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