机の引出しを動かす

これまた少し昔に、会社の事務机をShadeでモデリングしたモノだが、それをOBJ化してPoserで使ってみようと思う。ために、その引出しを動かせるようにしてみる。



Poserでべつにアニメーションしようとするのではなく、シチュエーションとして机の引出しが開いている状態もあった方が『幅』が広がるだろう、という発想ではある。PoserとしてOBJで取り込んだだけでは、どこも動かない固体でしかないモデルを動かす方法は、色々ありそうなのだが、最初はてっきりPoserの『セットアップ』ルームに入って、パラメーターを設定するのか? と思ってしまったが、そうではなかった。。
直線的な動きだけをPoserで実現しようとするなら、MorphTargetをそのOBJモデルに追加することで出来る。。

まずはmodoで全体のモデリングを仕上げる。今回のモノもShadeでOBJ化したモノを元にしているので、ポリゴン分割は無駄が多い。まさに無駄にポリゴン数が多い状態。修正もメンドウなのでこのままいくか〜。。


modoでは、マテリアルの設定は済ませておくが、パートの設定はしなくてもPoser側で困ることはない。この机モデル全体をひとつのProp(小物)として扱うからだ。
この状態から、MorphTargetのOBJを作るのだが、引出しとして動かしたい部分を、ここまで動かす、と移動させた状態にする。


そしてこの状態で、別名で保存しておくだけだ。例えばこの例でいうと、机の一番下の引出しだけを動かした状態で保存し、次の引出しもそれだけを同じように移動させた状態で別名で保存する。それを引出しの数だけ別名保存をして、それぞれのMorphTargetを用意しておく。

さて、Poserで元々の机のOBJデータを読み込み、そのモデルが選択された状態で、『モーフターゲットの読み込み』を選択する。


そして用意しておいた、各引出しが開いた状態のOBJファイルを読み込めば良いのだ。


するとモーフとして、そのファイル名が名称となったパラメーターが現れる。この名称は後からでも変更出来るが、後行程の手間を省くためにも、予めファイル名称を考慮しておくのも一法だ。
用意しておいたMorphTarget用のデータを同様にして全て『モーフターゲットの読み込み』で取り込む。



ここまで出来て、その一つのパラメーター・ダイアルを動かしてみよう。


ダイアルを動かすと、それに連れて引出しが動くサマをプレビューで確認できる。



実は同じ元モデルに複数のMorphTarget (この場合の各引出し用)を読み込みして、それらが個別に動かせるのか? とちょっとは心配していた。それは単なる心配だけであったようで、個別に用意した各引出しのモーフは、そのパラメーターを動かすと、その部分しか動かない (って当然なんですが)。。
そしてもう一つやることがある。このままのデフォルト状態であると、引出しはどこまでも動いてしまう。机から外れた状態で宙に浮いたり、逆に机の中に埋没したりすることになる。そこで動きを制限させる必要がある。


制限したいパラメーターの右端にある三角マークをクリックして『設定...』を選択する。するとダイアログが開き、そこで制限値などを入力すれば良い。


この最小値、最大値を変更すれば良いのだが、最小値とはこの場合 机モデルを取り込んだ時の状態が『0』で、すなわち引出しは完全に閉まっている状態だ。これが『0』よりもマイナス方向で最小値を設定しまうと、引出しは机に埋没することになる。同様に最大値『1』で、MorphTargetファイルとして保存した時の引出しの位置となる。『1』より大きな数値になるとそれ以上に動くということだ。


従ってこのようにセットする。そうそうパラメーターの名称もここで変更も出来る。

これらの手順を全部の引出しに実施して、ようやく机本来の姿となったワケだ。



3DCGモデリングでアニメーションまでやらずとも、そのモデルの一部を思うがままに動かすことが出来ることは、ひとつの快感にも通じる。まさにモデルとしての利用価値が上がる『芸の幅』が広がることであろう。

さてさて、次はフタなどが開く、回転法を習得するとしよう。これはちょっと手こずるかも。以前やった時はうまくいかなかった。。


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