Poser8のIndirect Lightについて

Poser8(英語版)を持ちつつも、いつもPoser7(日本語版)を使っているのだが、Poser8の新機能であるIndirect Lightの使い方で興味が湧いた。Indirect Lightとは直訳では『間接光』ではあるが、実は『面体発光・エリアライト』なのである。



『面体発光』或は『エリアライト』とは、あるオブジェクトを発光体とする設定で、そこから光を発したようにレンダリングされる。ライトと同じように、発光された光は他のオブジェクトを照らして陰影をつけることが出来るので、ライティングの一部としても使えるワケだ。

さっそくにその『Indirect Light』の設定である。まずはメインメニューから、『Render Settings』を選択して、



現れるダイアログにて、『Indirect Light』の項目にチェックを入れる。この際『Raytracing』にもチェックを。


この『Indirect Light』のチェックは、『Manual Settings』でないと無いから、デフォルトの『Auto Settings』から切換える必要もある。これで準備は出来たワケで、『Indirect Light Quality』の数値などは試しレンダリングで様子を見ながら変更していくことになる。

そして、どのオブジェクトを発光させるかを選んで、そのオブジェクトでの『マテリアル・ルーム』にて光らせたい部分のマテリアル設定をする。


マテリアル毎に設定できるので、ひとつのオブジェクトに複数のマテリアルを設定されていれば、それ毎に『光る』、『光らない』、『光る程度を調整』出来る。して、この『Ambient_Color』で光る色を設定し、『Ambient_Value』でゼロ以上の数値に設定する。これで先ほどの『Render Settings』の状態のままレンダリングを開始すればよい。

試しにボックスの中に入った球があるオブジェクトを用意して、様子をみてみよう。


普通のライトを1灯のみとし、それを前方上から照射させた状態

この球のマテリアル設定で『Ambient』設定し発光させてみる。


『Ambient_Color』は白、『Ambient_Value』は『1.0』でこのように電球玉のごとく発光する。そしてその光はボックスの内部を照らすことにもなる。まさにライトとしての用をなすワケだ。


その『Ambient_Value』を小さくしたり、ボックスにも『Ambient』設定をつけてボックス内の明るさ程度を調整すれば、光沢のある球が外部の光を反射させて、ボックス内部を照らしている設定にも近づけられる。Poserって反射光による陰影の表現が出来ない( ?? たぶん) ので、その代用になるのではないか。。だから『Indirect Light==間接光』ってワケ?


『Ambient』の色と数値を変え、基準色なども弄ればいろいろな効果を演出することも可能だ。
いままでのPoser7で同じような『Ambient』項目もあったのだが、デフォルトの黒から白に変えると、画像全体が白っぽく薄くなってしまうだけだったが、この『Indirect Light』の設定をしておけばレンダリング結果をもっと奥深く表現することができる。


たとえば、稚拙な例ではあるが、一番左は何もしていない状態で、中央はFigureのHead マテリアルに『Ambient』色を白、その数値を0.2ほどにした結果。この数値の小ささがポイントで、1.0近くやそれ以上にすると『光って』しまう。。ほどほどにするのがポイント。
そしてさらには右の状態は、それに『歯』と『白目』にも『Ambient』を追加。白い歯が命、である(笑)。
本来ならTextureの発色で調整、或はライティングでの調整をする、或は他のシェーダー設定で好みの状態にするのであろうが(少なくともPoser7以前では)、この『Indirect Light』の設定ひとつでここまで調整できる例である。

さてさて、いろいろと便利に使える『Indirect Light』機能であるが、やはり一番の利用価値は『光源』として使う点であろうか。この機能によってPoser7以前では何かと苦労した光源自体の表現、たとえば蛍光灯や電球が見える構図も積極的にレンダリングすることが出来る。それもその光源から直接発光した光も飛んでくるのでリアルである。

ということで、夜の自販機の前に立った画像を。。


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