一つの完成

かねてから進行していた3DCGモデルの『Tricycle (トライク)』を完成させた。小物類はそれなりに完成まで仕上げたモノはあるが、少々 力(リキ)を入れて作ったモノでは最初の完成品と言ってもいい。そしてこれをある企みに乗せるのである。。



まずは完成状態の画像。タイヤやヘッドランプなどディスプレイスメントで表現して、それなりにそれらしく。。



モデリングの領域で、造形する範囲ではポリゴン数を気にしなければ、そこそこの形状表現は出来るようになったが、質感設定の範囲はまだまだだな〜、と実感したモデルであった。


ヘッドランプはレンズ・カットの図を白黒で起こし、それをわずかにボカシてディスプレイスメントの画像として使う。レンズ・カットの図柄は自分で適当に描いてみた。これをPoserでマテリアル設定する際、単純な透明設定だけでなく、『屈折』値を加えるのが吉である。


タイヤのトレッド面も同様にディスプレイスメントで表現。このトレッド形状も自作の適当なパターンである。タイヤ・メーカー名もヨコ○○・ゴムをモジってYOKOSUKAとし遊んでみた。タイヤ・サイズ表示も入れたがテキトウである。このレンズとタイヤのディスプレイスメント表現は、前作 (といっても完全な完成形ではないが、、)のSuperSevenモデルで経験済みなので試行錯誤は少なかった。ちなみにディスクブレーキのプレート面にも細かいスリ傷をバンプで表現してみたが、ご覧のようにその効果は薄い。。この辺がまだまだだな〜と思う部分の一つ。


そしてシートクッションの表皮をレザー調のシボ入りに。このシボ柄を自作しようとPhotoShopと格闘したのだが、簡単にはそれらしい柄を作り出せず、フリー物のロイヤリティ・フリーの柄を仕込むしかなかった。この辺からワレの2Dスキルの低さを実感し始め、他の部分の色付けは全てPoserのプロシージャーによる質感設定となった。とは言え、それでは済まない部分もあるワケで、


たとえばメーター・パネル面はtextureを描かなければならない。こういう単純な2D画像ならPhotoShop以外のツールもあるし、図柄のセンスのみが良否に関わる。。して、このメーターであるが、メーターの針が動くようにした。走っている状態でメーターが見える構図でレンダリングしたい時に、針が振れていないとウソでしょ〜、、であるから。そしてPoserでこのTricycleを扱う際に、可動する部分をERCとし本体である『ボディ』のパラメーターに可動部が現れるようにした。


上から、フォークの動き==Steer、トランク・リッドの開閉==Lid Open--Close、フロント・タイヤの回転==FrWheel、リヤ・タイヤの回転==RrWheel、である。これ以外に、スターター・スイッチのON--OFFも出来る。非常に細かいことではあるが。


これはさすがに細かいことなので、ボディのパラメーターには加えず、これがある『フォーク』のパーツにMT (モーフターゲット)としてある。ちなみに全体のPoser上でのパーツ構成は、『Body』を全ての親に設定し、それに『Fork』、『Lid』、『RrWheel』がぶら下がり、『Fork』には『FrWheel』、『Indicator(指針)』がぶら下がっている状態である。
そして質感の件であるが、『Lid』が開閉するのでトランクの内部を別質感にした。


起毛状の内張が貼られている設定である。これもPoserのマテリアル・プロシージャルで表現。とか色々とPoserでの質感を設定している中で、この『Lid』の内側をどうするか、しばし思案。この上の画像は『Lid』のポリゴンの裏面そのままであり、Poserのレンダリング特性としては、ポリゴンの裏面はその表側からライトが当たっていないと『黒』でしかレンダリングしない状態のままである。このライティングでは若干の光が表面から当たっているので、都合良くそれらしき色(ボディ色)が現れている。これがもしライトが何も当たっていないと、真っ黒のハズである。それで良いか? と思案であった。Poserでポリゴンの裏面も質感を表したいとすれば、


質感設定時にこの『ノーマル 前』のチェックを入れれば良い。これはポリゴンの法線を強制的に『前』に向かせる、ということ。すなわち自己解釈ではカメラに向かってる(見えている)面を全て表面として処理する、ということのよう。こうすれば、


同じライティングでこのようになる。このチェック入れだけでレンダリング結果が変わるというのも3DCGの面白いところであるが、どっちが良いだろうか、と。。結局ここはチェックを入れずにこのままとしよう。チェックを入れたところで、同じボディ色としかならない。『Lid』の内側は黒である、と設定を強要すればいいかな、と。。
そんなこんなで質感設定は、ほとんどTextureを貼らずにPoserのプロシージャーに頼りきり。従ってマテリアル設定の切り分けも相当な数になってしまった。


同じ質感を各パーツに設定しているのもあるが、これだけの種類となった。これがどれだけレンダリング時間に影響するのでしようか? 数枚のtexture画像で表現するにしても、大部分は反射設定もしなくてはならない材質設定なのであまり変わらないのかも。。この辺の見極めもまだまだ、の内。
という最後のツメの部分で甘さが残る完成状態ではあるが、一応 完成。


何故かサイモン君は顔を半分隠す構図。少々ハズかしいってところか。。という状態ではあるが、私的には完成であり、この結果を世に問うってみたくなった。すなわち、これを売り物として世に出してみよう、という企てである。極めて大胆不敵な企てであることは十分承知の上。
私的には今後の3DCGモデリング活動への強烈な刺激として捉えている。吉と出ればさらに励み、凶と出ればさらに精進する覚悟。このくらいの刺激がなければズルズルしてしまう、と感に入った次第。
というワケでRenderosityにアップしている状態。厳格な審査で有名なところである。掲載前に刎ねられてしまうかもしれないが、審査結果が出るまで2〜3週間待たされる、とか。。フリー配布では数回お世話になったところであるが、その審査結果が出るまで、戦々恐々としている今日この頃である。

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