Poserで水の表現

3DCG上で数々の質感付けを適当にやってきたが、今回はひとつ、水の質感をしっかり把握しようとトライしてみる。無色透明な物質をどう見せるか ! でもある。



水は無色透明である、と頭では判っていても先入観念的に水色を付けてしまいがちで、かつ透明だからといって質感の透明度を弄ってしまうのである。Poserでそれを行うと、


この辺の色や数値を『らしく』調整するのであるが、その結果の出来上がりは、


こんな具合に子供の描く水の表現から抜けられない。他にも必要な要素として、反射による映り込み、屈折の表現、水面のうねりなどがあり、簡単には行きそうもないのだが、最近にしてPoserのノードに備わる『フレネル』を知り、一挙に解決方向なのである。


まずはこんな足湯の『場』を用意し、これに水( 湯) を張った状態を表現してみようと思う。
『フレネル』とは調べてみれば豊富に情報があるので割愛するが、端的にいうと屈折率の異なる物質の境界面に起こる『屈折と反射』の法則である。その物理計算通りに3DCG上で表現できるノードが備わるのだから、使わない手はない。


これを『屈折色』に接続し、『屈折値』を水の屈折率=1.33くらいに設定。


これで屈折した状態を表現できるので、透明度の設定は不要。取り敢えず拡散色も不要。水面の揺らいでいる表現に『バンプ』に3D模様を接続するだけである。


水面の揺らぎは入れてないが、『フレネル』ノードだけで屈折・反射像が現れてくる。ただしこのフレネルを使うのは『1面』のポリゴンに限定した方が良さそうで、たとえば立方体など多面ポリゴンのものでは、正直に計算した結果と思われるが、期待する透明物質のようにはならないので注意。。


かなりお手軽に水(他の液体にも応用できそう)の表現がリアルにできる。この足湯の絵なら後は湯煙だけだ。


こんな具合でどうかな?
ただ、水といっても環境によって様々な表現をするものである。水は水色という概念も水に映る空の色だとの説もあり、無色透明ゆえに周囲とマッチングした表現を作り出す必要がある。


そのためにはこの3ヶ所の色を調整するのが良さそうだ。何度かこれらの色の組合わせを行ってみたものの、その法則性を覚えられずにいる。でも以下のように色々な水の表現が可能であった。

 

 

それぞれ『有りそうな』水面でしょ。。どんな水面にするかはシチュエーションで決めれば良いってこと。それも『フレネル』ノードを使って、基本3ヶ所のカラー調整だけで実現できるのなら、トライ&エラーでも良いかな? ひょっとして予想外の効果が生まれるかもしれないし。
これで水 (水面) の質感設定をひとつ覚えて気分良しである。

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