日産とGoogle

ついこの前に、パソコン上のGoogleマップで指定した場所を、日産のカーナビ・カーウィングスにその情報を伝達するサービスが始まった、とアナウンスがあった。それをさっそく使ってみる。


日産・カーウィングス サイトから拝借



車と情報端末を使用した走行中の各種情報取得・処理のことを『テレマティクス』と言うようだが、この仕組みを多くの車メーカーが、それぞれ独自な呼称をつけて始めている。
    トヨタ==G-BOOK
    日産====カーウィングス
    ホンダ==インターナビ
    GM====OnStar
    ダイムラーベンツ==TeleAid
    BMW====BMWアシスト
    レクサス==レクサスリンク
    いすゞ====みまもり君
などなど。
それぞれのサービス内容は異なるようだが、概ね日本では地図ナビゲーションの延長線上のサービスの度合いが強く、欧米では安全性とセキュリティ面でのサービスが中心のようである。
で、日産車の場合は『カーウィングス』であるが、新車購入から3年間は無料ということであるので、ワタクシも会員登録をして使っている。

当初から自宅のパソコンでドライブ計画を立て、そのプランを車のナビに取込むサービスはあり、それを利用したというか、トライしてみたことはある。
が、そうそうドライブ計画を立てるほどの機会も少なく、単に知らぬ場所への行き方が解れば済むことなので、その後利用することも無かった。それだけなら、カーナビで目的地を直接入力すれば済むからである。
しかしそれも意外と手間を食うケースがある。住所が判ればそれを入力するが、判らねばカーナビの地図をスクロールして探し出すのだが、いずれも数秒で済むほど簡単なインターフェイス、或はスクロール速度になく、慌ただしい出発時に入力するのは精神的にもイライラする。

そんな目的地の入力を予め時間のある時に出来そうな、今回のサービスである。
その詳しい仕組みは、
ココのプレス・リリースを読んでいただくとして、ここではその手順の具体的内容を紹介してみる。
その前に、実はGoogleマップの情報を切り取り、それをカーウィングスに送り込むことはもう少し前から出来ていたようだ。
ココにその解説があった。今回はGoogleマップ側に専用のコマンドが仕込まれたので、正式な日産-Googleのコラボということだ。

まずはパソコン上、当然MacであるがGoogleマップ・サイトにアクセスし目的地を定める。


この『送信』コマンドは以前からもあったかもしれない。ここをクリックすると、


送信先を指定するダイアログが開くが、ここに『カーナビ』というタグが新設されている。
ちなみに、この『カーナビ』のタブは、目的地を特定しないと表示されないようだ。とりあえず『地図を検索』の入力欄に住所を入れて検索した後に行うと、この表示になる。

で、それをクリックすると、


『メーカー』を選択するプルダウン・メニューがあり、それを見ると『NISSAN』とある。後々に他のメーカーもリストに挙るのであろうか? 少なくともGoogleはそうしたいのだろう。

がしかし、FireFoxで同じようにしたら、NISSANは無く、BMWとメルセデスベンツが。。
しかも『カーナビ』タブ以外にも『GPS』のタブも。。


よくよく調べてみると、これはアメリカ・欧州経由のGoogle Mapsでサイトを開いたことによる現象のようだ。そう言えば、その時サイトを開くとアメリカの地図が最初に現れた。URLを見ると maps.google.com/maps?hl=ja&tab=wl と表示されており、これを maps.google.co.jp/ のURLで開くと日本地図からのスタートになる。ブックマークに登録するのはこの日本版にしておこう。いずれのサイトでも日本語表示だし、日本の住所も検索・表示するので、この違いに気が付いていなかった。。
余談だが、このGoogleマップと自動車メーカーとのコラボはアメリカ・欧州では既に開始されていたようで、このBMWやメルセデスベンツではサービスが始まっていた、ということ。

さて、その『NISSAN』を選択すると、


カーウィングスのアカウント入力する画面になる。当然ながらカーウィングスの会員になっていないと享受できないサービスである。後は『送信』ボタンを押すだけであるが、カーウィングス入会時に定めたカーウィングスでの受信メールアドレスに送られるハズだ。

ちなみに、カーウィングス開設当初は、専用のメール・アカウントが発行されたのだが、のちにそのサービスは廃止され、個人が予め取得しているメールアドレス(プロパイダー契約時に取得したアドレスなど)を使うことになった。
また、このダイアログにある『名前:』は目的地の住所が自動的に記載されるようだが、今回はアップルストア銀座店の住所のままとした。これがカーナビで受信した際、どう表示されるのだろうか? メールのタイトル名として表示されるのなら、自分の判り易い名称に変更しておきたいのだが。そして『メモ』欄はナビ画面に表示されるのだろうか?
そんな疑問、希望を持ちつつ、いよいよ自車にて受信してみる。


 チャンネルリストを選択して、


 リスト表示してみると、


 このドライブ計画ダウンロードに入っているハズ


実は以前にこの『ドライブ計画ダウンロード』チャンネルを削除したことがあり、今回このチャンネルを復活させた。もしやこのチャンネルが表示されてない方は、次の手順でチャンネル追加をする必要がある。
パソコン上でカーウィングスのサイトにアクセスし、会員ログインして、


この画面でチャンネルを選択することで表示されるようになる。

で、車のナビ画面を進めると、

 有りました、Googleマップからの情報が。。

 もちろん、携帯電話の接続をしています

 ダウンロードが始まる

 そして読み上げが始まる

読み上げは矢印部に現れる文字を読み上げた後、メモ欄に記載された内容も読み上げるようだ。
ということは、パソコン上で位置を送信する際の、『名前』と『メモ』を自分の好きなように記載すれば、それがカーナビ上で表示される、ということ。しかも音声で読み上げてくれる。

 で、目的地が地図上に表示される

 『詳細を見る』ボタンを押して『名前』と『メモ』が表示

ここまで来て、『ここへいく』ボタンを押せばルート検索後、ルート案内が始まるハズだ。

やってみれば簡単なこと。カーナビ上で未登録な場所へのルート案内を始める方法として便利である。もちろん予めパソコン上でその位置を定めておく必要はあるが、車を使って特定の場所に行く時は、前日までに決めているケースが多い。すなわち車に乗る前に準備をする時間があるから、その準備をパソコン上で済ませておける点が良い。さらには複数の目的地を定めておきたいケースもあるだろう。
ココにそのケースの情報が記載されている。

車もこのような外部との接続・情報インフラが整いつつあり、便利に活用できるようになった。情報社会との融合も必須な状況でもあり、日産もついに車載専用の通信ユニットをWillcomと提携して定額通信で開始している。その昔、日産は移動体通信事業(すなわち携帯電話キャリア)に出資して『
ツーカー』を立ち上げていたが、時の経営状態からの判断かで、手を引いてしまった。その時代から車と情報社会との接点に注目していたワケだが、いよいよその実現が現実的になってきた。
サイバーなこと好きなワタクシのこと、さらに面白くなること、期待している。。

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