PropでERC

PoserのPropでERC記述したモノを作る練習。前回と同じようなリンク機構のPropを用意し、今回は全てがひとつのパラメーター・ダイアルで、動くまでを行った。



前回はリンク機構のパーツにボーンを組み込んで、FigureとしてERCを記述・組み込んだのだが、それでは各パーツが動くにつれて変形し始める、といったFigure独特なMorphが伴ってしまう。その影響を調整する機能もあるのだが、多少の理屈を理解しつつも、それは困難を極めた。。今回のような連結された機械モノを動かすには、相応しい方法では無い、と悟ったワケ。

で、FigureとせずにPropとして動きを連動させることが出来るか? の検証である。
実はERC関係の勉強・調査している中で、ERCはFigureでないと組み込めない旨の記述があった。でもFreeモノのPropを見たりすると、どう考えてもERCを組み込んだモノも見受けられた。Figureでないとダメと書かれていた資料は、多少古い時点での記述で、Poser4(ver4)あたりの時代での解説であり、ひょっとしてバージョンアップを経て、変わっているのかもしれない。
ということで、さっそくやってみることに。


今回はこんな感じのリンク構成をOBJで作り、Poserに取り込む。modoで形状を作る際に、それぞれのパーツ設定をこのような名称で設定しておく。これをPoserで読み込むと、一塊のパーツとしか認識しないので、手間ではあるが『セットアップ』ルームで『全グループを小道具とする』コマンドで、それぞれがパーツとして認識できるようにしておく。この手間を省くには、それぞれの部位を個別OBJファイルとして読み込めば、それで済むはずだ。。
で、Figureとして戻ってきたモノを『階層の編集』で各パーツに階層順をつける。


矢印部の4つのパーツを階層順に並べる。その上の方にある『フィギュア』は不要なので、削除してしまう。ちょっと英単語の綴りがBaceとなっており間違っているが、正しくはBaseである。(見過ごしてください・笑)


とりあえず、こんな感じで順番というか、親子関係にした。もっと複雑な構成で、連動した動きのモノにする場合は、この親子関係もよくよく考えておかないとダメだろう。
で、次は各パーツの回転中心を各形状の支点の位置になるように調節する。




今回の例では、Link_Bの回転中心はここである。Link_Bの親を『Base』にしたらこの位置ではないのだが、その親を『Work』にしたものだから、この位置で設定する。ちょっと現実と違う設定ではある。
ここまででPropとして登録する。全てのパーツが含まれるように注意だ。



 

これで出来たpp2ファイルを取り出す。


今回のファイル名は『080612Link7.pp2』である。
さて、このpp2ファイルを『CR2Builder』で開いてERCの組み込みをするのであるが、そこはWindowsを使う。

余談になるが、Windows用の画面キャプチャーとしてフリーのアプリを使ってみた。ので、今回はWinでの操作状況の画面もある。Win機も会社で使ってはいるが、相変わらずその深い弄りには慣れていない。どうもそのOSの構成がしっくりきていない。同じようなフォルダ名が複数あったり、画面キャプチャーしたファイルがtempにある、と判っても、そのtempフォルダはエクスプローラーでは現れていない、とか。。
慣れの問題ではあろうが、自分的にはどうも拒絶反応の方がまだ強いようだ。

と悪たれをつくが、なんとか画像を仕入れた。

まずはパラメーターとなるコードを作成し


それを元親とした『Base』(画像の綴りは間違えているが、、)に書き込まれ、


コントロールされるLink_A、Link_BのZ軸回転に反映させる。(まだ日本語は文字化けのままだ。設定で直るのか?)



リンク・モーションで水平を保って移動するパーツ『Work』は反対方向の回転値になる (簡単な幾何学だ) ので、


このdeltaAddDelta値に負の記号をつけたものを書き込む。

こうして出来たファイルをpp2拡張子をつけて保存すれば出来上がりだ。


これを再びPoserのRumtimeの然る場所に入れて、後は『Base』を選択して、新しく出来ている『motion』というパラメーター・ダイアルを回わし、


ついでに物理的に不都合とならないよう、動きの規制値を調整する。



とまぁ〜、ERCといっても元ファイル(ここではpp2ファイル)に数行のコードを記入して、コントロールするパーツのチャンネルに反映したコードを記入するだけなので、慣れれば直接テキスト・エディターでも記述できる内容ではある。慣れればネ。。


たぶん、この方法がPropでのモーションをつける方法の正解版だと思う。ボーンによるモーションでの複雑な周辺変形を気にすることもなく、機械的な単純運動だけならこの方が苦労は無い。しかも連動させることもERC記述を用いれば可能である。ボーン組み込みによるモーションの付け方は、また何時の日か洋服などを作る時に、みっちりと習得しよう。

さてさて、ようやくここまで来た。これらの手法を用いて、あのSuperSevenのステアリングやサスペンションの動きをつけることも可能になった、ということで。。
またSuperSevenを引っ張り出して遊ぶとしよう。

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