PowerMac G5の分解

慣れない事は慎重に時間をかけて行うことにしたい。従ってPowerMac G5のロジックボードの交換作業の第一ステップとして、ダメな方のG5のロジックボード摘出作業を、何も予定のない土曜日休みに行った。

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今までにCPUクーラー・フィンまわりの清掃やら、HDDの増設・交換、メモリーの増設作業で、そこそこPowerMac G5の内部にアクセスはしていたが、ロジックボードの取り外しは他のMacを含めて初めての体験となる。故に慎重にならざるを得ない。事前にWebで分解をしている情報を集め、要所は押さえておく。
でもやはり、やってみて初めて判ることもあり、その時のことを中心にメモしておこう。

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まずはCD-DVDドライブの取外しである。これはロジックボード取外しとは直接関係ないが、この際全部の機器・装置を取り外して、筐体丸ごと清掃までやってリフレッシュしてみようと思う。それこそ水洗いしても大丈夫なレベルまで分解してみる(つもり)。
このドライブも外した経験はなかった。特段難しい作業ではないし、いつでも出来る事だったので軽くみていた。いざやってみると、ロックを外してもビクともしない。抜く方向があるのか? と考えるもどう確認してもそんなことはなさそう。たぶん長年の固定で、自然と固着している箇所があるのだろう、ロックレバーを何度かガシャガシャ動かしたり、ドライブ本体を揺するように動かしてみると、素直にまっすぐ横方向に動いて外れた。本体まわりは薄らとゴミの堆積がある。こんな機会でもないとそこまで清掃することもなかったろうに。。

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次はグラフィックボードの取り外し。これは何度か脱着したことはある。写真右下の矢印のビスを外し、左矢印部のレバーを上げて抜くだけであるが、スロットにかなり固く刺さっているので基盤を持つ位置に注意しながら、左右に揺するようにして抜く。外側のDVIコネクター部を持って動かすのも有効。

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次はこの段にある前側のファンの取り外し。ファン本体は手前側に引っ張って抜くだけであるが、コネクターを抜かねばならない。ここのコネクターは特別に抜け防止の工夫もしていないようで、多少乱暴だが線の部分を持って引っ張るだけで抜ける。ここは指が入らないでしょう、と思っていたら、右隣りのブロックを先に取り外しておけば何とかなるか〜。。

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そしてCPUクーラー・フィンの『飾り』板。1枚につき4カ所のツメで取り付けられている。片側上下のこの部分を押してツメを外す。

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ツメはこうなっており、相手側は四角い穴である。こういう部分はこうなっている、という構造が判っていれば問題ないのだが、どう止まっているか判らないと、取外し時に壊してしまう筆頭であろう。
ここにもゴミがついており、エアで飛ばしきれなかったタバコのヤニ風な堆積物であり、水洗いしないと綺麗にはならない。

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して、いよいよ大物の取外しである。CPUクーラー・フィンユニットは基盤に4カ所(1ユニット当たり)、ビスで固定されている。穴が開いていてもビス固定が無い所もある。首下13cm以上、14cm位のプラス・ドライバーが必要だ。

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どうやらCPUクーラー・フィンユニットだけだと思っていたが、全体がCPU基盤になっているようである。これはこれ以上の分解はやめておこう。意味ないばかりかCPU本体とクーラーとの接点の処置が神経質っぽい。最低限でも熱伝導グリスが必要と思われる。

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ロジックボードとのコネクター部。こんなコネクター形状、極数のもの見たこともない。

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で、露になったロジックボード、後は取付けビス類を外すだけである。黄色い矢印がビス直固定の部分。赤枠の部分がオス・メス・スタッドになっている部分。

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左側はボード上方にもビスが1本ある。

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そして中段にも1本。ここはメモリー・スロットのレバーに隠れてしまう場合もあるから、見落とし注意である。

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そして下段に1本。黒頭ビスは合計5本である。それに8本のオス・メス・スタッドと、頭の高さが異常に高いプラス・ネジが2本。あっ、このプラスネジ、CPUユニットを外す時に、ダボを確実に外し、CPUコネクターを痛めない用に使うのかもしれない。。
ちなみにこれらビス類を外す時は、ドライバーを十分ビス頭に押し付けて、初動のクィック・トルクで締込み解除するような使い方が吉。

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特にオス・メス・スタッドボルトはペンチを使ってこの方法で、一瞬回した後は手で回し取外せばよい。

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ボード取付けのビスも全部取れたら、ボード全体を左に動かして筐体との勘合を外す。この勘合部分は上下辺に2ヶ所づつ、前後の辺に1ヶ所づつの合計6ヶ所ある。この勘合を外す時は筐体を前面を下にして置くと、ボード自重も加わりスムースに外れる。後はボード全体を引き抜くだけなのだが、上の写真の右手囲み枠部にある、各コネクターの位置決めをしている薄板加工のリテーナー(保持具)に注意。これが外れた状態で無理矢理ボードを動かすと、それだけで変形して再利用できなくなることも有り得ます。また、上の囲み枠ぶにはコネクターから外したケーブルがボード抜きに邪魔するので、事前に邪魔にならない位置に収めておいた方がいいでしょう。ワタクシはこの最後のところで、これに邪魔され大汗かきました(笑)

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取外したロジックボードの裏面です。こんな所にも冷却処置をしているのを初めて知りました。
とりあえず、目視でボード上のイレギュラーが無いかチェックしてみましたが、とても肉眼で見回した程度では何も判りません。

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こんなハンダの状態を目視でチェックしようなんて無理です。この部分はメモリー・スロットのある部分で、基盤との接合部だと思います。そもそもPowerMac G5の電源パイロットランプ、3回点滅はメモリー異常のサイン。メモリー本体に異常が無さそうなので、このロジックボードのイレギュラーが疑われている部分です。電子部品の異常を基盤の目視点検で発見できるって、有り得なさそうですが、自分に出来る事ってそれぐらいしかないのですから、悲しいやら未練がましいやら。。
電源ユニットの取外しを残して、今日はここまででした。

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