Poser8でdependent Parameterを使う

Dependent Parameterとは、直訳すれば『依存パラメーター』。この機能自体はPoser7でも有効であり、そのリファレンスマニュアルにも極く簡単に触れられていた。Poser8になってから、この生成ツールが実装されたので、恐る恐る試してみた。



依存パラメーターとは何ぞや? 何に依存するのか? 判り難い機能であるしERCとも違うの? といった所だが、簡単に言うと、このパラメーターを設定しその数値を変えると、それに依存すると決めた他のパラメーター (他とは、他のパーツも含む) が連動して変化する、ということ。そして簡単な検証をした結果、このパラメーター値を段階的に設定するとその段階毎に連動する、ことが判り、予てからモデリングを企んでいた『ブラインドシャッター』の動きをリアルに表現できるのでは? と直感して本格的に弄ってみた次第。


ブラインドシャッターを巻き上げると、下から順に1枚1枚が重なり積み上がっていく動きをする。この動きをモーフターゲットとERCで実現しようとしても、全体が一斉に間隔が狭くなっていく動きしか出来なかった。ERCの記述方法で次の動きを遅延させていくコマンドもあるようだが、何か一つ一つ記述していくのがメンドウ臭くて二の足を踏んでいた。今回Dependent Parameterの生成が『ツール』としてPoser8で実装されたので使ってみる気になったワケ。。


まずはこのパラメーターを表示させたいパーツを選択し、そのパラメーターパレットの右端にある三角ボタンから『Create new Master Parameter』を選ぶ。すると、


『Master』という名のパラメーターが出現し、同時に編集用のフローティング・ウィンドウが現れる。このウィンドウが現れない時は、『Master』ダイアルの右端にある三角ボタンをクリックすれば、なんとかなるハズだ。


そして(1)の値を1にして(2)のStart Teachingボタンを押して、動かしたい(依存させたい)パーツのパラメーターを動かすと、(3)部分にそのパーツ名と動かしたパラメーターが現れる。
『ブラインドシャッター』の場合、動く部分全部をひとつひとつのパーツとしてPoserに取り込んだものだから、フィン (専門的にはスラットというようだ)枚数30枚以上を、ひとつ動かす毎に(1)の値に1を足して行く段取りとしてみた。すなわちこのMaster値をステップ数と置き換え、1ステップ事にスラットが積み重なっていくように設定してみた。テストではこれでうまく行ったのだが、この単純作業を34ステップ、何枚のスラットをドキュメント・ウィンドウを見ながら動かしたのか。。2時間ほどのこの作業の途中で、うまく行くのか試してみたい気持ちを押さえながらのモクモク作業ではあった。


そうそう、この(36)番のヒモも長さを各ステップ事に縮小していくのも加えながら。。3DCGのモデリングって、ホント根気勝負だとも感じた。いや有能な方は、こんな作業をコツコツやるより、スプリクトなんぞを作ってやっていくのだろうが、そんな頭もないし、スクリプトの勉強してからではいつ夜が明けるやら、それこそ実現が遠のくばかりである。ここはグッと押さえてモクモクとコツコツ作業ではある。でも確実に1歩1歩前進しているから、いつか終わるさ〜。。
そしてようやく全部のセッティングが完了して、Masterダイヤルを動かしてみる。思い通りの動きでご満悦である。



コツコツ地道に作業してきた甲斐があった瞬間でもある。
で、このスラット1枚1枚が単独のパーツのままでは具合が悪いので、代表パーツと親子関係にしてみたら、その動きがおかしくなった。再度Masterの編集で各パーツの位置関係を修正である。最初から親子関係にしておけばよかったのかな? この辺はまだまだ検証が必要だ。とりあえずこの状態でライブラリーに保存である。
そしてPoser7 (日本語版) で動きの検証。とりあえず問題は無さそう。でもテストの時は動きがスムースでなかったりと、ちょっと気紛れ的。ボーンを持った所謂Figureではもっとアバレるようなので、Poser7での挙動には要注意ではある。


Master部の記述内容である。name ○○の部分は外部名称であるから、適当な名称に変更は可能(だろう)。


そして各パーツ(依存する側)の記述内容。valueOpKeyというコマンド。各Key毎に動きを設定しているようで、このKeyが今回の各ステップに相当しているようだ。Master値をステップに見立てる、各キーフレーム毎に動きを規定する、ってなんか通じるような。。
まだまだこのDependent Parameterの何たるか は皆目判らずにいるが、こんな使い方ができますよ〜、、といったところで一つモノを覚えたところである。

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