Poserでの絵作り

3DCGのモデリング・ソフトでオブジェクトを作り、それをPoserに持ち込んでFigure (人間モデル)と絡めて、最終的な成果物としては2次元のレンダリング画像を得るのであるが、その最終画像までにするにはイロイロと段取りが必要なのである。



その段取りの最後の方で2次元画像のレタッチを必要とするケースも多いので、どちらかというと苦手なその処理まで至らずに、単にレンダリングされた結果で満足してしまうのが大半であった。
今日はそんな中途半端な状態を打破し、ここ最近ほとんどアップしていないギャラリーに画像を追加しようと意気込んだ。。

という怠惰な姿勢での記述なので、参考にするまでもない内容になると思うが、レンダリングからレタッチまでの工程を思考過程も含めて紹介しようと思う。


まずは題材としてこれを用意。自作のモデル 三輪オートバイに跨がる女性、といった構図。このレンダリングに至るまでには、着せる洋服・靴は相応しいものを選択。手持ちのアイテムがあったからいいものの、無かったら有料版でも買うしかない。して、オートバイに乗るのであるからヘルメットが必要。それは手持ちが無かったからフリー物を探しまわった。古い (だろう)アメリカン・ポリス用のものが男性Figure用としてあった。Propだから何用の物でも位置を合わせ、頭とペアレント設定すれば使える。ただ髪の毛との干渉が避けられないので、髪の毛側にモーフを仕込む。まぁ〜最終レンダリングしても気付かないほどの大きさの画像であるから、モーフを作らずとも誤摩化しはきくのだけど、そこは弄り好きの為せるワザ。

で、通常はここまでのレンダリングで満足してしまうのだが、少し踏み込んで背景も同時にレンダリングしようと思う。


背景と言っても今回は路面があればいい。これもフリー物を調達。単純なポリゴンに路面のテクスチャーがついただけのものだが、それを自分で描こうと思うと時間がかかるので、こういうフリー物はたいへん有り難い。
しかしこのままレンダリングだと、止まっているとしか見えない。バイクに乗っているのだから、疾走している構図が期待されるハズだ。疾走している状態の表現には、背景が流れている様子の表現が必要。


その表現にはPoserでもブラー効果のレンダリングが出来るので、それを使う手が順当であろうが、例えば背景だけのブレならば、その背景に使う画像をブレている画像に張り替えてしまうのが簡単。


この元々の画像をPhotoShop Elementの『ぼかし (移動)』で流れるようなぼかし処理一発で済む。
しかしタイヤが回っている表現にはやはりブラーが必要。
Poserでのブラー処理を熟知しているワケではないが、アニメーションのキーフレームを最終の30キーにして、タイヤを回した状態にしてから、普通にレンダリングして、レンダリングが終わってから、


この『モーションブラー』をクリックするだけで良いようだ。これでレンダリングされた画像が若干の計算時間が済むと画像変換される。その結果が上の画像である。タイヤの回転角度を調整するかキーフレーム数を変更すればブラー効果の程度も変わるかもしれない。それはやってみて初めて判る結果であるから、何度もやり直す手間よりPhotoShop Elementなりでリニアに結果が見える処置の方が楽ではある。
これで一応は走っている表現にはなったが、まだ2つほど満足いかない状態にある。ひとつには路面に映る影もブレた方がらしくないか? そしてもうひとつはハンドル・バーなど光り物の部分に青空の映り込みが無い。。この辺は拘りというより、自分の頭の中にあるイメージの問題であろう。そのイメージに近づけるべく、アレやコレやが始まるのである。
まず光り物への映り込みのために、Poserの段階で『スカイドーム』を配置する。そのドームに貼付けるテクスチャーを吟味する。そしてレンダリングする。言葉にすると1行にもならないが、時間にしてヘタすると小1時間かかるから普段はやらなくなる無精者である。


で結果はこの程度のデキ。ここから更には照明のチューニングをすればもう少し良くなるハズであるが、これで良しとしてしまう。。
次に影の『流し』であるが、Poserのブラーではうまくいかなかったので、レタッチで済ます。といってもスキルは高くないので、Poserで『影のみレンダリング』をして、その画像にぼかし(移動)を施し、影なしレンダリング画像と合成する手段とした。


これが影のみのレンダリング結果。これの路面部の影のみを選択してぼかし(移動)をかける。


で、この影なし画像との合成であるが、良くは判ってはいないが、


影のみ画像のレイヤーを『焼き込み(リニア)』に設定。『焼き込みカラー』との違いはわかっていない。。(笑) とりあえずこれでうまくいったと思っているから。


これが最終結果の画像。(大きい画像をPoser Galleryに掲載しています)
大して路面への影の流れが大きくなく、これならPoserのレンダリング時に影のボケ足を出せば同じ程度だけど、顔に映るヘルメットの影などもボケてしまいシャープさが無くなるしね〜。。
一番最初の頃の画像と比べれば、だいぶ『らしく』なってると思うが、今回の例では違いが判り易いテーマであるからであり、Poser業界の達人達は色合い、陰影、構図、さらには主張したいテーマを効果的に表現するために様々なスキルを持ち合わせ、そしてなによりもアートの才能に秀でてる人達である。Poser一発レンダリングのレベルも高いが、それ以上に処理している範囲も多いと思われる。
なんとか総合的なレベルアップをすべく、精進しようとしている凡人なワタクシがここに居ます。
PS. ディスクブレーキのプレートにモーションブラーをかけるのを忘れた〜ぁぁ 失敗、失敗。。

2010/9/26 こっそ〜り とギャラリーの画像を交換。。

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