パノラマ画像を作る

先のエントリー・『天空を作る』の続きであるが、3DCGでの周辺映り込みの様子を Vue6で確認してみた。その結果、思わぬヒントを得て『なんちゃってパノラマ』画像を作り出す方法になった。。



3DCGで屋外風景といえば Vue であるから、今の自分的ブームである『金属質感の追求』の中、それを Vue に持ち込みレンダリングしてみようというワケだ。Vue6 で金属類の質感を設定してレンダリングしてみると、


確かに天空の映り込みが当然の如く実行される。
が、その質感・特にアルミ材質の部分なのだが、ディザっぽくザラザラ過ぎて気に入らない。


おまけにPoserでは問題にならなかったポリゴンのカクカク感 (左の矢印部) が致命的である。
どちらもVue上で微調整か、ポリゴン・モデルの見直しで解決できるのであろうが、手間であるしPoserでの映り込みレンダリングの追求中であるから、Vueでの調整はまたの機会とする。

ここで閃いた。。このVueの天空だけをレンダリングして利用させてもらおう、と。
Vueのカメラを天空に向け、それに魚眼レンズの設定をすれば良いのではないか。でレンダリング設定の各コマンドを詳しく見ると、


『パノラマレンダリング設定』があるではないか!! しかも水平角360°、球状レンダリング・上下角180°と魚眼レンズ的な設定である。この設定でさっそくレンダリング。


が、出来た画像はこれ。。よく見る魚眼レンズでの球形というか円形ではなかった。では、とカメラの焦点距離を本物の魚眼レンズと同じ8mmほどに設定してみたのだが、結果は同じであった。
でもまぁ、ここまで出来れば、後はPhotoShopでなんとかなる。Web上で著作権フリーな画像を拾う手間無く、雲の様子も調整できるであろうオリジナルな天空を作れるメドが立ったというものだ。

で、この画像をPhotoShop Elementに取込み、『レンズ補正』コマンドなるモノを使う。


これはたぶん、カメラで撮った画像のレンズ歪みを修正するのであろうが、今回は逆にその歪みを大きくすれば良いハズだ。


で、出来た画像はこれ。たまたまであろうが、雲が中心部で大きな固まりになってしまった。これではSuperSevenモデルのボンネットいっぱいに雲の反射が映し出されるだろうから、ちょっとダメかも。いやいやこれを球面に貼付けるのであるから、元の画像のように反ってくるかも。。しかし今回はこの『レンズ補正』をかけずに、素直に円形に切り取ることとする。
でも、このコマンドも『極座標変換』と同様に天空画像を制作する上で使える機能ではある。


ということで、円形の外部をとりあえずグレーに塗り潰して完成である。後はこのグレーの部分に地平線上にある地形や建物などを配置すけば良いだろう。
どうせ、といっては語弊があるが、目的は金属面への映り込みであるから、その画像自体にリアリティはそれほど要求されない。それよりは映り込んで見える様子が、雰囲気を醸し出すか、である。

とかとか、メドがついたところで、SuperSevenモデルでの映り込み、それも地平線部の映り込みが思ったほどでなかったことの検証だ。


このようにボールでは大きな木がそれと判るほどに映り込まれているが、ボンネットの部分にはそれと判る反射が無い。ポリゴン頂点などのイレギュラーかとも考えたのだが、


角度を変えて上から見ると、そんな気配も無い。
たぶんボンネットの側面から上面に変化するR部の曲率が小さいのであろう。試しにその近くに物体を置いてみると、


こんなにも歪んでしまうのであった。曲率の大きいボンネット上面は反対側の風景を奇麗に映り込ませている。こちら側の映り込みはこれで正常なのだ。
自分の勝手な思い込みであったのだが、機械 (ではなくこの場合はソフトであるが) は正直である。物理の法則に従順であったワケだ。

さて、映り込み画像を作るメドと、レンダリングに問題は無かったから、これから効果的な映り込みをさせる画像作りである。

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