♪蔦の絡ま〜る♪♪

チャペルで〜♪ とは、ペギー葉山の歌う楽曲であったが (何気に記憶がある世代だが)、通った中高校の校舎が蔦の絡まる建物であったせいか『蔦・IVY』にご執心である。そうそう、その当時のファッションもIVY (アイビー)でもあった。。


で、そのIvyを偶然にも3DCGで作れるアプリケーションに巡り会った。
ココ、Shamanさんの『workbook』というサイトで知ったのである。『ivy generator』というフリーのアプリで、ココからダウンロードできる。もちろんMac用とWin用がある。その後に知ったのだが、Poser界でもHenrietteさんの『ARTISTIC OCEAN』でこの3月にこのアプリを紹介していた。
それらのサイトでも紹介しているように、このアプリを使うにはちょっとコツが必要である。フリー物であるので、多くは期待してはいけないのだろうが、説明文も少なく、自分で要領を掴んで行くしかない。
しかし、蔦系のIvyをソフトウエア上で自動生成するロジックであるから、おもしろい。

その過程を順に説明していこう。
まずは、『蔦』を絡ませる対象物を用意しておく必要がある。そのオブジェクト沿いに生成していくことになるからだ。例として円柱を用意した。


このアプリを立ち上げると、『Scene』『Growing』『Birth』とのタブがあり、最初にこの『Scene』タブの『import obj + mtl』(ボタン枠に文字が入り切っていない)のボタンを押してobjファイルを読込む。上の画像が読込まれた状態だが、どうやらポリゴンは三角分割されている必要があるようで、今回の場合 四角ポリゴンは強制的に三角ポリゴンの半分しか表示されていない。
次に、『蔦』を生やしたい基点をこのobj形状の部分にダブルクリックする。


そして、ここで生成する条件を設定する。英語であることもあり、要領を得ないパラメーター名なので、最初はデフォルトの設定値で進めたのだが、取込んだobjの大きさも把握できないこともあり、とんでもなく巨大な『蔦』の量になってしまった。




これは次のタブ『birth』で生成されたivyを実際的に確認できるプレビューみたいな画像だが、こんなにもビッシリと『蔦』が絡まる状態になる。もちろん、こんなに群生するとなると、出来上がるivyのobjファイルも巨大なファイル容量となってしまう。

従って、『Growing』の時のパラメーター値を適度な状態にしなければならないのだが、この『Growing』の実行は後に戻れない仕組みのようで、生成されていく状態をアニメーション的に眺めることはできるのだが、どこで止まるのか戦々恐々な状況だ(笑)。


どうやら、ここのパラメーターの『ivy Size』を取込んだobj形状の大きさと合わせるようにすれば良いのだろうが、相対的な数値でどの辺が適当な数値なのか? アタリがつかない。そして『gravity weight』は重力という意味だろうから、重力に影響する枝の立ち上がり量を設定するのだろう。。良く判らないからそう思って適当に値を弄るしかない。

この『Growing』のステップで生成される状態は、薄緑の(たぶん)法線の表示で、取込んだobj形状の表か裏側に生成されてるのかが判る。もし希望する面と反対側に生成されているとなると、起動時の画面にあった『flip normals』というボタンで、取込みobjの面反転をしておく必要がある。その場合、『Growing』ステップから後戻りは出来ないので、一旦アプリを終了させて、もう一度最初から始めないといけない。この辺が不便ではあるが、フリー・アプリ故に文句は言えない。。
で、生成された状態から『birth』に移り、ここで葉の大きさなどを、プレビューを見ながら調整する。この『birth』の段階ではパラメーターを変動させる毎にプレビューに反映されるので、試行錯誤は出来る。



こうして出来たivyは、最初の『Scene』タブの『export obj+mtl』で保存するが出来る。保存される物は生成されたivyだけであり、取込んだobj形式は含まれない。
これをPoserで読込んでみることにする。


Poserに読込むのもファイル容量が大きいと結構時間がかかる。当然であるが、レンダリングするのも時間がかかる。我が最強のMac Pro 8コアをしてもそうであるから、単純にポリゴン数が多いのに加えて、ポリゴンが不規則にあるための計算時間がかかっているようだ。
で、Macの場合(だけか? 不明)ではテクスチャーが正常では無かった。


葉の一枚一枚が四角ポリゴンのままで、葉の形状に切り抜かれていない状態だ。しかも、良く見ると葉の向きが上下反対である。従って、Poserのマテリアル編集で修正する必要があった。


これでOKであるが、わざわざ自分でこの葉の画像を作ったのだが、この『ivy generator』のダウンロード時にあった『ivy_generator textures』に含まれていた。さらにそこには枯れた状態の葉なども用意されていて、バリエーションが豊富になる。作者も判ってのことであった。

ということで、試行錯誤しながらivyの生成を楽しんだのだが、ここでそのまとめとして、ひとつ作ってみた。
まずはmodoで、四角のポリゴンを三角分割した物を用意する。


そうすれば、このように『ivy_generator』でも四角として取込まれる。これを壁としてみて、ivy生成のパラメーターを弄り、Poserに持ち込んでテクスチャーを変更して、


壁に はり付くIvyの表現だ。らしく出来上がったが、このスゴイところは、『蔦』(枝)もちゃんと生成されていることだ。(だから容量が大きいのだろうけど、、)


見事なIvyだ。。

植物系のアイテムが少ないPoserの世界で、リアルな背景を作る際に有効なツールと思う。良い物を得た感触がある。

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