3DCGモデルの元ネタ

3DCGに限らず、モデリング・模型作りの際には、その元となる資料は何らかしら必要であり、基本的には図面がベストで、それを補完するために写真などが多く使われる。ところが実社会の開発・生産をする企業にとっては、製品の図面はまさにノウハウを書き表した衝となる資料故に、門外不出である。従って簡単には図面というものは手に入らない。車の場合、公式的にはカタログに掲載されている外観図程度があるかないかであろう。Webサイトでも車の外観図を収集し公表しているサイトもあるが、全てが揃っているわけでもない。その図面が無い場合、プラモデルを使う手がある。。


またまた、スーパーセブンが出てきた。。田宮模型の1/12スケール・シリーズ、Caterham Super Seven BDRである。このプラモデル(と言っていいものか? 金属部品、金属ネジなども多数使用している)は、もちろん組立てるために当時は購入したのだが、あまりの精密さに気持ちがヒルんでしまった。それまでに幾多のプラモデル制作に臨んできたが、自慢ではないが、ひとつも満足に完成させたことは無かった。。

根が凝り性ゆえに、妥協を許さない、と言えば聞こえが良いが、結局は途中で飽きてしまうのだ。例えば、FIレーシングモデルのビックスケールを組立てている際に、エンジンのハイテンションコードは細いビニールチューブを『配管』するように組立てるのだが、その内に『このチューブ径は本当にスケール通りか?』と疑問を持つようになる。もしそうだったら、こんなに太いはずはない、これがスケール通りなら、直径20mmほどになってしまう! そんなのは許せない! 何か他の材料に代えよう。。
と思いながら、適当な材料の当てが無いと、そこで終わりである。我ながら、根性も無いモデラーと思う。

そんなことの繰り返しだったから、この1/12スケールのものを組立てるには、十分なモラールが醸成できるまで時間をおこう、と考えて手をつけずにいた。
その内に興味はコンピューター、3DCGへと軸足が大きく変化することになり、プラモデルの代わりに3DCG制作でモデリングした方が、準備は必要ないし、後片付けも簡単、とばかりに3DCGのメリットをプラモデル制作と比較するようにもなった。



ここで、最初の文脈に戻すが、この精密なプラモデルが見事に『図面』の代わりになるってことに気が付いた。もともとスケールモデルを標榜しているから、田宮の設計陣はきっと現物なりを実測してでも図面を書いたはずだ。その図面通りの製品(プラモデル)を使い、要所要所を実測して3DCGのモデリングに落としていく。しかも参考資料の実車の写真も不要だ。それ以上に、写真では写っていない部分も、プラモデルの部品を見ることで、その形も明らかになる。好都合ではないか。

まぁ〜、今更って感も無くは無いが、プラモデル制作から3DCG制作に移行して、今度はプラモデルを参考に3DCGモデリングをする。何か、無駄のない様変わりでもあろう。。 という訳で、このプラモデル、現在もこの状態のままだ。そして、これを元にしてShadeで制作したモデルを、今も弄っている。。

Blog Topへ戻る