Poserでの質感設定

Tricycle (トライク)のモデリング造作は終わり、次の段階のUV展開、質感設定へと進んでいる。3DCGではモデリング、質感(texture)、ライティングの3分野に分かれると思うが、この質感設定も奥が深く会得するのに苦労する分野である。



Tricycleのカラーリングをどうしようか、少々考えた。好きなカラーリングに出来るのであるが、材質むき出しの部分はそれらしき色と質感にするけど、塗装面の色選びをしなければ。。思いついたのはOHCのエンジンのヘッドカバーを『赤』にすること。車で言えばフェラーリのエンジン・ヘッドカバーは『テッサロッサ』と言われ、直訳すると『赤い頭』とのこと。これが頭から離れなかった。では車体色はどうする? これから先は赤に合う色選びを考え始めたが、何故か『トリコロール』という言葉が思いつく。
すなわちフランスの国旗の配色であるが、調べてみるとなにもフランス国旗を直接示す言葉だけでなく、3つの色の組み合せ全般を言うようだ。さらに調べてみると、タイトル画像のように国旗を3色で表している国がたくさんあった。それぞれの色に意味を含めての表現である。
で、赤が含まれるフランスの国旗色をいただき、赤-白-青の組み合せにしよう、と決めた。好きな色を選べるとしてもカラーコーディネイトの知識もなく、センスのみで選ぶもとっかかりが無いと頭の中は真っ白であった。。
車体色==青、ホィール・スポーク==白、ヘッドカバー==赤、であるが、これをPoserのマテリアル・ルームのシェーダーウィンドウから基本色となる『拡散色』を青にすれども、なんというかノッペリとした感じで、どちらかというとトゥィーン調にしか見えない。。


光沢などを調整しても、青色の濃淡を変えても見栄えというか、普段 現実世界でみる車の車体色のような表現にならない。いっそのことメタリック塗装風にしようと試みるも、その表現方法が見つからず、やっぱりソリッドな色の表現って難しいのね〜、、と しばし考え込む。。そしてPoserの教本などを読むうちに、『エッジブレンド』というノードを接続すれば、なんとかなるかもと。。
『エッジブレンド』ノードの機能は、カメラの正面に向かっている面の色 (内部色) とカメラと平行な向きの面の色 (外部色) をブレンドする機能とのこと。と言葉で言われてもピンと来ないだろうけど、自己流解釈としては、曲面の奥行き感が出せるノードとみた。


このノードを直接 拡散色に接続させ内部色==拡散色より若干明るめ、外部色==暗め、にセットしてみる。してその結果、


良くはなったと思う。それ以前の状態と見比べてみないと差ははっきりしない程度ではあるが。。


特に矢印部のあたりが濃くなりそれとなくトゥィーン調から脱却できた感じ。
しかしこの各種ノードの使い方はまだ全然頭に入っていない。どこと接続すればどうなる、かも組み合せにあるから一律な決まりもなさそうだし、場数を踏んで習得するしかないか〜。。

対して、金属表現は比較的単純である。もちろん各種ノード接続でさらに現実っぽくしていけるのだろうけど、第一の選択はtexture貼りにするか、レイトレーシングで表現するか、の選択である。レイトレーシングで表現するにはコンピューターにその計算をさせる分、ハード面での負荷が高くレンダリング時間がかかってしまうというデメリットはあるものの、リアル感は達成できる。今回の場合、足元にはクローム材質の質感を設定するので、その足元が映り込む場面となる。


こんな具合に正直に映り込むのである。これをtexture貼りで済まそうとすると、らしくはなるがウソでもある。


パイプ状のものであれば周囲の映り込みも誤摩化せるのだが、ここまで大きな面に設定するには安易過ぎると思う。しかもライトの明るさ加減に無反応で同じテカリ方になるので、使い方は限られる。そんな金属反射にはうってつけなレイトレーシングではあるが、正直に計算するものだから、周囲に映り込む対象物が無いと反ってリアル感を失う。


例えば、このようなミラー本体のメッキ調の部分など単に背景色を反射するだけである。そこでレンダリングする時の『舞台』が必要になる。


Poserに標準付属の『スカイドーム』だけでも良いのだけど、もう一工夫して地面と水平線部を表現する大きな盆皿みたいなPropを用意した。ちと大袈裟かもしれないが、リアルさ追求のためである。『スカイドーム』については以前にも記述した。PoserでもHDRI画像の映り込みレンダリングが出来れば良いのだが。。


どうでしょう、地平線部の映り込みはあるし、天空の色も反映されてます。レンダリング時間とのトレードオフではあるけど、レンダリング中は他のことをやって時間を過ごせば良いし、かけた時間なりの効果が期待できます。

そしてこのモデルでは可動部として、リヤの収納部ハッチと、前輪もステアするようにする。トライクではリーンできる構造のものがあるけど、このくらいの大型ではほとんど無いとのこと。構図的には乗って走ってますよ、という表現にはリーンするものにしたかったけど、実際は危ないとか。。そこまでリアルさに忠実であることもないけど、根が正直だから。。


さて、あとはヘッドランプとタイヤのtexture作りをすればゴールは近い。質感設定もまだまだ微調整が必要な部分が多いけど、ともかく一旦全ての工程を通しておこう。それからまた各部の微調整・修正をする時間を設けて納得するまで玉成していくのが、モチベーション維持になるのかも。。


ところで、これに乗車する時はヘルメット着用でしょうか? 実際の法律を調べても改正されたりで、おぼつかない点もあるけど、どうやらこのクラスであれば普通自動車と同分類のよう。すなわちヘルメットは要らないよう。でも有った方が安全性が高いと思うし、絵的にもサマになりそうだし、余力が残ればヘルメットも作ろうか。。

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