外観だけじゃ〜

見るところは外観だけじゃない。このアルミ・ボディになってからは、Macは外観のデザインだけが良いわけではない。
それ以上に、その『ハコ』の中こそ見る価値がある。


その中身を見てみよう。『ハコ』を開けるのも簡単だ。普通に立てて置いた状態のまま、背面にあるレバーを起こすと右側面全体が外れる。

その側面を外した状態がこれだ。マザーボード全体が見渡せるわけでは無いが、整然と構成ブロック毎に配置されている。ユーザーが後から追加するであろうパーツなどは脱着しやすく工夫されている。例えば、上段部分に引出し状に4つ並んだ部分は、HDDの収納場所だ。まさに引出しのようにトレイを引き抜き、それにHDDをセットして元に戻せば、それだけでOKだ。
他にもこの内部デザインで特徴的なのは、冷却風を効果的に流すために、主要な部分に囲みを設けている。画像左のグレー色の部分が送風ユニットで、下段2つ目のアルミ板で囲われた部分が『8個』のCPUが設置された部分、その右側、開口状態になっている部分がメモリーの設置場所。ユーザーが後からメモリーを追加することを考えて、開口状態になっているのであろう。そして右端のグレー色部分は、排風ファンだろう。すなわち、画像・左側(Body正面)から風を押し込み、画像・右側(Body背面)から風を引き抜く、その風の通り道に大きな熱源となるCPUとメモリーがある、ということだ。

各社PCメーカーのパソコンの中身をつぶさに見たわけではないので、独断的なことは言えないが、他社も一応熱源に近いところに冷却ファンや排風ファンを配置してはいるが、ここまで徹底してデザインした物は無いだろう。今や冷却システムは『水冷』だ、という人もあろうが、それは局部的な高温部から熱を吸い取る方法で、このMac Proのような冷却を理に叶った方法でデザインすることとは考える思想が違う。空冷はファンの音がうるさいとの声もあるが、Mac(G5)の場合はそのファンの回転数を負荷によってコントロールしている。たぶんこのMac Proも同様だろう。

このMac Proの内部は機能美といえるほどの美しさを感じる。
それは無駄なことで、いたずらにコストを膨らませているだけ、とか、普段 目にしないところにまで労力を費やすことに意義は無い、という人もあろうが、そこがMacなんだ! Appleなんだ!! と言いたい。その理想に拘り抜く姿勢こそがMac党の誇りなんだと。
徒党を組み大多数の者の中に居るより、自らの確固たる信念・哲学を持つ孤高のエンジニアリングに魅力がある。

ふ〜っ 熱く語ってしまった。。

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